OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2015/10/09更新

Vol.025 サイエンスコミュニケーター
内田麻理香さん  前編

「科学」は人間の好奇心の結晶
科学の視点を知ることで
日常はもっと楽しくなる

内田 麻理香 (うちだ まりか)
千葉県生まれ。渋谷教育学園幕張高校から東京大学工学部応用化学科へ。2009年に東京大学大学院工学系研究科広報室の特任研究員に。 現在は執筆業及びサイエンスコミュニケーターとして活動するかたわら、 東京大学大学院学際情報学府博士課程(専門:サイエンスコミュニケーション)に在籍。 主な著作に『カソウケンへようこそ』(講談社)、最新刊は『もっと!おうちの科学』(丸善出版)。

一般の人々と科学の専門知識の橋渡しをする「サイエンスコミュニケーター」。東日本大震災以降とくにその役割が注目されるこの仕事で、執筆や講演を通じて科学のおもしろさを伝える活動を続ける内田麻理香さん。小さい頃から実験好きだったという内田さんの学びの原点、そして「科学」に寄せる思いについてうかがいました。

ガンダムに影響を受けて東大へ

公文に行き始めたのは、家族で行った旅行がきっかけ。海外からのお客さんと父親が英語で話しているのがかっこよく見えたんです。英語がしゃべれるようになりたいと私も思い、公文の英語を学ぼうと。でも小1だった私は、その当時はまだ英語を学習するには早いと思われたようで、教室の先生に「もう少し大きくなったら来てください」と言われました。でもそこで母親が「この子は大丈夫です」と何の根拠もなく言い切ってくれて通うことになり、結果としてそれから小6くらいまで通っていました。先生もとてもいい方で、ティーセットで私たち姉妹をもてなしてくれるなど、子どもだった私をレディ扱いしてくれたことが誇らしかったのを覚えています。

公文式英語で学んだことは今にも生きていると思います。英語の長文読解は、日本語と英語の対訳学習なので、英文だけでなく、日本語の読解の訓練にもなりましたし、毎日のくり返し学習で机に向かう習慣もできました。私は公文のほかにも、バレエやピアノ、バイオリンなど色々な習いごとをさせてもらいました。

私は中学受験をしたのですが、私がお願いしてバイオリンを習い始めたため、塾には行かず、父親に勉強を教えてもらっていました。父からは中学入学以降も勉強を教えてもらっていましたが、中学2~3年くらいになったときに、「もうお父さんは教えられない。自分で勉強して」と言われました。お父さんからの卒業です。お父さんでもわからないことがあるんだ……とちょっとショックもありましたが、その後はもう自分で勉強するしかない、という自立につながりました。

父親が歴史小説好きだったこともあって、小学生のときは歴史学者に憧れていました。でも中学に入ってからは、当時観た『ガンダム』の映画に大きな影響を受けました。私の場合は、映画に出てきた宇宙空間で人が住める場所“スペースコロニー”にとくに感動して、「スペースコロニーを作りたい!」という夢をもちました。でも、「こんなに大規模なものを宇宙に作るんだったらそういう国家機関に入らないとダメかな、そうしたらやっぱり東大かな?」と……そんなアバウトな経緯で私は自分の進路を思い描いたのです。

関連リンク
内田麻理香:カソウケン(家庭科学総合研究所)


 

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後編のインタビューから

-子どもを科学好きにするには?
-東日本大震災で知った自分の無力さ
-内田さんの夢

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