KUMONの取り組むSDGs 世界の貧困をなくし持続可能な世界を実現するために、国連は2015年9月、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を掲げました。
世界の貧困をなくし持続可能な世界を実現するために、国連は2015年9月、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を掲げました。
教育が世界を変える、KUMONはそう信じています。私たちは、個人別教育による人材の育成を通じ、地球社会に貢献すること、さらにはその先にある世界平和に貢献することを目指しています。
世界中の人々が、自らの可能性を発見し、その能力を最大限に伸ばすことができ、公文式教育を通じて社会の課題解決にグローバルに貢献し続けていけるよう、邁進してまいります。
私たちが大切にするもの ―公文式に出合った子どもたち、様々な世代の皆さまに―
国内教室・海外教室
創立以来、日本のみならず世界60を超える国と地域で公文式を学んでいただいた「公文式学習経験者」は1000万人を超えました。それぞれ進まれた分野で活躍される公文式学習経験者の皆さまからは、KUMONで培った高度な基礎学力、自ら考える力、最後までやり抜く姿勢など、今の仕事や活動、人生に大変役立っているという声を多数いただいています。
これからSDGsに向き合う公文式に出合った子どもたち、そして様々な世代の皆さまに、自分の道を自分の力で切り開いていただけるよう貢献していきたい。それが世界中の公文式教室の願いです。
共に生き、共に支える多様性の社会の課題に向けて
学習療法・脳の健康教室 ~高齢化社会の課題への試み~
認知症高齢者の脳機能の維持・改善を通じた自立支援を目的とする「学習療法」と、元気な高齢者の認知症予防を目指す「脳の健康教室」を行っています。
「学習療法」は主に介護施設で活用され、「脳の健康教室」は主に自治体やNPOが主催し、地域の方々とともに運営されています。「学習療法」は2011年よりアメリカの施設でも実践されています。
高齢者の皆さまが笑顔でその人らしく生き生きと自立した生活を送れるよう、また安心して住み続けるまちづくりへの貢献を目指して、活動しています。
障害者施設での取り組み ~多様性の社会での人材育成の試み~
将来自分が希望する幸せな人生を切り拓くお手伝いができればと願い、KUMONは障害のある子どもたちや大人の方々の人材育成も行っています。
公文式教室での学習だけでなく、児童発達支援、放課後等デイサービス、就労移行支援施設や企業などでも療育プログラム・育成プログラムの一つとして公文式が導入されています。
施設や企業の皆さまとパートナーシップを結び、保護者、成年後見人の皆さまとともに、「共に生き、共に支える」より良い多様性の社会の実現を目指して、日々、取り組んでいます。
一人でも多くの人々に公文式を ―持続可能な教育支援をめざして―
BRACとの協働 ~世界の隅々まで公文式学習を提供する試み~
「バングラデシュのNGO・BRACが貧困層の子どもたちのために無償で提供しているBRACスクールに、公文式を導入したい」というBRACのファズレ・ハサン・アベド総裁からの相談を受けて、2015年にJICA、JETRO、東京大学と連携し、KUMONは協働プロジェクトを開始しました。
2019年、BRAC、BRACが設立したBRAC Kumon Limited(BKL)とライセンス契約を締結。BRACスクールで学ぶ貧しい子どもたちが、無償で公文式の学習ができるように、BKLが運営する中高所得層向けの公文式教室での利益を充てる計画です。
貧困層の子どもたちへ持続可能な教育支援ができるよう取り組んでいます。
- KUMONトピックスvol.236 「貧困層の子どもたちへ持続的な教育支援を目指して」
- KUMONトピックスvol.293 「持続可能な教育支援と国際貢献」
- プレスリリース 「BRACとBRAC Kumon Limitedとの三者間ライセンス契約締結」
質の高い教育を提供していくために
「一人ひとりが可能性を最大限に伸ばす」 ~教材と指導法の向上~
「靴に足を合わせるのではなく、足に靴を合わせる教育」、創始者の公文公が生前よく言っていたことばです。公文式は、きめ細かい「スモールステップ」の教材を、それぞれの能力のちょうどに合わせて個人別に自学自習で学ぶ学習法です。習熟度に応じて復習の回数も個人別です。その見極めをするのが指導者の役割。教材と指導法により、公文式は幼児から高齢者までどんな方でも学べます。
質の高い教育の提供を目指し、一人ひとりが可能性を最大限に伸ばすことができるよう、多くの学習者の学習結果をもとに、教材は常に改訂しています。指導者もまた、世界規模で日々研鑽を積み、指導法を学び続けています。
地球環境に配慮した保全への取り組み
地球に生きる一人ひとりがその叡智を傾けて全力で取り組むべきテーマである地球環境問題。KUMONでは、地球環境の保全を経営課題のひとつと位置づけて、森林保全促進に向けた取り組みを重視しています。その一環として、WWFジャパンの森林保全活動への支援、報告書・物品請求などの仕組みをWeb化することで得られた紙使用量の削減をグリーンポイントとして、NPO法人環境リレーションズ研究所が主催するPresent Treeの植林活動に寄付するなど、外部パートナーと一緒に環境保全活動を行っています。また、KUMONグループでは環境に配慮したFSC認証紙をコピー用紙、名刺、社用封筒へと導入を拡大し、グループ全体で省エネルギー、省資源、リサイクルのための活動に取り組んでいます。
山梨県笛吹市におけるPresent Tree植林活動
FSC認証紙を使用した社用封筒
SDGsを知り、理解を深めよう ―親子で学べるSDGsの入門書―
『お笑い芸人と学ぶ 13歳からのSDGs』
くもん出版では、これからSDGsに向き合う子どもたちにSDGsの理解を深めてもらえるよう、『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(たかまつなな著)を刊行いたしました。著者が企業、自治体、学校で行い、人気だった授業を書籍化したもので、親子でSDGsを学べる入門書です。