子どもを育てる教員こそ
「自らを育てられる人」であってほしい
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じつは、今回インタビューを受けるにあたり、誕生以来の「自らの記憶」をたどって年表形式に書き起こしてみました。あらためてさまざまな出来事があり、行く先々でいろいろな方に巡り会い、助けられ、今があると感じています。
私は今、75歳です。60歳で茅ヶ崎市立の小学校校長を最後に、教員としては定年退職しましたが、現在も「響の会」という、私が52歳のとき個人的に立ち上げた研修組織の会長として、各地で講演をしています。
もちろん公立校の教員向けには、国や行政で行う研修がありますが、それとはまた違った視点で教育を考える、とくに民間会社経営の視点を入れて考えることで、教員の授業力の向上を目指しました。そのため、講師は私だけでなく、本物の教育者や教育にかかわる民間企業の方にもお願いしています。テーマは「学校経営」や「企業経営」、「教育界の人材育成」などさまざまで、教育界に限らず幅広い業種の民間企業の方に講師をお願いすることもあります。
公立校の研修は税金でまかなわれるので、参加する先生方の自己負担はありません。しかし、「響の会」には公的な支援はありませんから会費制です。私は「木戸銭」といっていますが、身銭を切ってでも学びたいという熱意のある先生に来てもらいたいと思っています。教員は子どもを教え導くのが仕事ですが、その前に「育自学」ができる人、つまり、「自らを育てることができる人」、「自己研鑽ができる人」であるべきだと思っているからです。
「響の会」は、最初は私が茅ヶ崎市立小学校の校長時代に地元で始めたものですが、おもしろいもので各地にも飛び火して、現在は茅ヶ崎のほか、広島、高知、豊橋でそれぞれ開催されています。

2019/03/15更新
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Vol.067 青山学院大学経営学部マーケティング学科 教授
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「学問」とは「問いを学ぶ」こと 現場に行って自分の目で見て感じて 自ら問いを立ててみよう

Vol.437

Vol.011 前編

Vol.032 前編

Vol.090 前編
渡邉陽さん

Vol.231

(後編)

渡邉陽さん