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Vol.450 2022.08.02

子どもの自立を促すために生まれた「くもん さっぷりん」

KUMONが家庭での学習を応援します!
~「くもん さっぷりん」のヒミツ~

創始者 公文 公(くもん とおる)が大切にしていた「家庭学習」。その想いを引き継ぎながら、KUMONが家庭学習を応援する機能としてリリースした、学習を応援する「くもん さっぷりん」とは何か?どんな目的で作成されたのか。「くもん さっぷりん」を運営する社員に、開発秘話や想いを聞きました。

目次

公文 公の言葉から学ぶ~「学習」は子どもが意欲的に、無理なく継続できるように~

毅少年が学習した原典教材毅少年が学習した原典教材

現在、初めてKUMON教室にお通いになられるお子さん・保護者の皆様には、「学習時間の目安は1教科30分」とご案内しています。公文 公は、子どもに大きな負担をかけず、継続して学習できるよう1つの前提として、彼の息子 毅(たけし)の学習方針でも「毎日半時間の勉強時間」を掲げました。

小学生の毅が途中で挫折することなく、意欲的に自習が続けられるよう、手作りの教材は1日30分程度で学習が終了するように作られていました。その結果、毅は1年で方程式まで進むことができたのです。公文 公には、1日30分の学習でも高校数学を目指すことができるという、「最小時間で最大効果」の発想もあったのでしょう。 もちろん、1日30分というのは目安なので、子どもによって、例えば最初は5分からでもかまいません。学習できるところから始めて、徐々に30分を目安に学習できる時間を伸ばしていけばよいのです。

また、公文 公は指導者から色紙に「継続は力なり」と書いてほしいと頼まれることがよくありました。そのときの彼の言葉は「『継続は力なり』と書くことで生徒が(学習を)やめないのであればいくらでも書きますが…それよりも(学習を)継続させる指導技術を高めることが大事ではないでしょうか」というものでした。

___「子どもが集中して意欲的に学習できるように」
___「無理なく継続学習できるように」

「学習時間」についての公文 公の思いを今一度、考える必要がありそうです。

こうしたエピソードもあり、私たちKUMONの社員は、子どもたちが自分で考えながら「家庭学習」を行えるようになるにはどうしたらよいか、考え続けています。その中で、多くの子どもたちの「家庭学習」を応援したいという想いを込めて生まれたものが「くもん さっぷりん」です。

「家庭学習」を応援したい、という想いを引き継いで~「くもん さっぷりん」とは~

スマート・エイジング

「くもん さっぷりん」は、KUMONで学習するお子さまとママ・パパを応援するウェブサイト「iKUMONサイト」でご利用いただける、学習応援機能です。「iKUMONサイト」は、学習に関する豆知識や先輩保護者の体験談など、ご家庭の「どうしたらいいの?」にお答えするお役立ち情報が満載のサイトになっています。

「くもん さっぷりん」は、「自分から宿題をやってほしい」、「楽しく宿題に取り組んでほしい」といった、保護者の皆さまの想い・ご意見から生まれました。現在、多くの方にご利用いただいております。

ここで、「iKUMONサイト」の「i」に込められている3つの想いをご紹介しましょう。
1.自ら学ぶ姿勢、習慣をサポートし、自立「I」を促す
2.KUMONを通じて成長してほしいと願う「愛」
3.子どもをよく観る、見守り続ける「Eye」

「くもん さっぷりん」は、上記3つの想いを具現化した機能と言えそうです。

KUMON社員に聞く!「くもん さっぷりん」のヒミツ

KUMON社員に聞く!①
「くもん さっぷりん」開発・運営の裏話とは?

くもん さっぷりん

私たちは、子どもの自立はひとりでいつの間にかできるものではなく、親子で一緒に取り組むことから始め、保護者が少しずつ子どもとの距離を取り、見守ることでできるようになるものと考えています。「くもん さっぷりん」を利用することでKUMONの学習効果を実感し、学習を継続していただくことを目指して開発し、2017年にリリースしました。

「くもん さっぷりん」の企画会議は、ユーザーのお声や記事の閲覧数から改善を考え、担当者で実現したいことを議論しながら企画・運営をしています。より多くの子どもたちが喜んで利用してくれることを願い、スタンプカードのデザインを考えています。まだまだ、「くもん さっぷりん」自体の認知度が低いので、「一人でも多くの方に知っていただくには、どうしたらいいのか」「使っていただくには、どうしたらいいのか」を日々模索しながら、運営しています。

KUMON社員に聞く!②
「くもん さっぷりん」のおススメの使い方

くもん さっぷりんは、
・KUMONでの学習を開始したばかりのお子さんの、学習習慣定着に
・KUMONの宿題が思うように進まないときの、モチベーションアップに
・学習を進めていく中で、スランプを感じているお子さんの気分転換に
などのようなシチュエーションで、利用していただけると嬉しいです。

くもん さっぷりん「くもん さっぷりん」スタンプ画面

ここで、くもん さっぷりんの基本的な使い方を紹介します。
お子さんがKUMONの学習をした日に、ウェブ画面上の「くもんができた!」ボタンを押して、スタンプを3つためると、画面上に見えているカードにアイテムが増えていきます。

また保護者の皆さまが、お子さんのやる気を引き出すためのコミュニケーションツールとしても活用できます。
実際に、くもん さっぷりんを利用しているご家庭からは、

・「くもん さっぷりんでアイテムをゲットするよ!」という声掛けによって、子どもが前向きに宿題に取り組んでくれた
・「宿題が終わったら、くもん さっぷりんを押そうね」という声掛けをすることによって、子どもは親に認められていると感じ、笑顔になった

といった、お声をいただきました。

また、スタンプ部分を押すと、今まで学習した教材の枚数が一目で分かり、学習の振り返りも可能です。「このスタンプカードでは○枚学習したね!」と、お子さんをほめるきっかけとしても活用していただければと思います。

「くもん さっぷりん」を運用する上で、大切にしていることは? ~KUMON社員から、保護者にメッセージ~

くもん さっぷりん「くもん さっぷりん」を運用するチーム

私たちは、KUMONの宿題に楽しく取り組める家庭が1家庭でも増えることを目指しています。学力をつけるには、お子さんのやる気を起こすことが、まずは大切です。公文 公も指導者に向けて、【学習を順調に進めるためには、生徒の「やる気」を引き出し、維持することが第一である】と述べていました。「くもん さっぷりん」を利用しながら、「早く新しいカードにスタンプを押したい!新しいアイテムをゲットしたい!」という気持ちがあると、宿題も今まで以上にやる気が起きるのではないでしょうか。何よりも、お子さんが前向きに学習に取り組めることを大切にしたいと考えています。

ご家庭では、お子さんが宿題になかなか取り掛からない、取り掛かっても集中できない、などの様子にイライラしてしまうこともあるかと思います。きっと、学習を進めていく上で、お子さんの学習状況は、良いときばかりではないと思います。お子さんが、少しでも「がんばろう」「やってみよう」と思えるように、やる気を引き出すツールとして「くもん さっぷりん」を活用いただければ幸いです。家庭での、公文式学習が親子の絆を深め、お子さんをほめるための「コミュニケーション」の一部になることを願っています。

関連リンク 公文式の原点④<家庭教育>|KUMON now! 19万組の親子が実践!子育てママ・パパの声から誕生したミーテ|KUMON now! 「iKUMONサイト」

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