公文タイムを習慣化し、学びを楽しみ続けることで 最終教材修了へ!
緒方さんが算数・数学の学習を始めたのは年長の時。公文式学習経験者であるご両親から勧められ、緒方さんも「やってみたい!」と思い学習をスタートしました。当初お母様は教室に通わせたいと思っていましたが、当時の緒方さんがとても人見知りだったため、通信学習で公文を始めました。公文の学習をする時間(公文タイム)を伺うと、小学校から帰宅後、手を洗ってからまずは学校の宿題。その後おやつを食べてから公文を始めるという生活リズムができました。中学生になると帰宅が遅くなり疲れてできない日もありましたが、部活がない日にまとめてやったり、夕食後の短い時間を有効に活用して学習しました。家庭ではスケジュール通りに生活することを心掛けていたので、公文タイムは日常生活の一部になっていったそうです。
学習をしていく中で壁にぶつかることも何度もあったそうですが、公文式は繰り返して学習するので、1回目にはできなくても2回目にはできるようになったと成長を感じ、自信がついてきました。
小学3年生の終わりに英語の学習も始めました。学校でも英語に触れ、興味もあったことから、どんどん先に進んだそうです。緒方さんに英語学習の楽しみを伺うと、「E-Pencilで英語の音を聞きながら、伝記やエッセイ、さまざまな物語の原書などを読むことで、次はどんな物語や作品に出合えるのだろうとワクワクしながら学習していました」と話します。「やるからには、最後までやって終わりを見たい」と目標を持ち、ついに2021年7月に英語の最終教材を修了されました。
公文式で培った粘り強さと集中力が現在の野菜ソムリエの活動に活きる
家庭菜園で取れた特大キャベツの |
緒方さんの宝物「野菜手帳」 |
幼い頃から食べることが大好きだった緒方さんは野菜に興味を持ち、近所の畑を借りてインストラクターの元で野菜の育て方を学ぶようになります。お母様から「野菜ソムリエという資格があるよ」と聞いてやる気に火がつき、ちょうど公文式英語の学習と同時期(小学3年生)に野菜ソムリエの勉強も始めます。その年、野菜ソムリエの資格に合格。「好き」を探求したい緒方さんは、さらにその上の資格である野菜ソムリエプロの資格合格を目指します。野菜ソムリエプロに合格するには、決まった講座を受講した後、筆記試験と面接をクリアしなければなりません。野菜ソムリエに比べ一気に難度が上がる野菜ソムリエプロの筆記試験では、合格までに3回受験しました。なぜ合格するまで諦めずにチャレンジできたのかを伺うと、「覚えることが多いので、公文式学習で身につけた学習習慣やねばり強さ、集中力がとても役立ちました」と言います。10歳(小学5年生)の頃、野菜ソムリエプロに合格されました。
野菜への探求は資格取得にとどまらず、休日にはアンテナショップやデパートを巡り、まだ食べたことのない野菜や果物を見つけて、見た目や食感などを手帳に記録しているそうです。この手帳を「野菜手帳」と呼び、現在3冊目に突入!継続力とはまさにこのことですね。
緒方さんに、これからやりたいことを聞いてみたところ、「全国、そして全世界にある食べたことのない野菜や果物を食べつくしたい!」と目をキラキラさせながら語ってくれました。テレビをはじめ各方面で大活躍の緒方さんですが、2021年7月に『野菜がおいしくなるクイズ』(飛鳥新社)も出版されました。机上で野菜の知識を学ぶだけでなく、現地に行って見て触って食べて感じたいという緒方さんの探求心に驚きです。
『野菜がおいしくなるクイズ』 |
いつかできるようになるという思いで あきらめずに やり抜いて
2018年11月リンゴセミナーで解説する緒方さん |
最後にメッセージをいただきました。
「自分も学習していて、何度も壁に当たりました。でも昨日できなかったことが今日、今日できなかったことが明日、いつかできるようになるかもしれない。だからとにかくコツコツ続ける、あきらめずにやり抜くことが大切になってくると思います。疲れてできないことがあっても、ちょっとだけやる。それを積み重ねていくと、よりよい世界が見られるような気がします」
好きなものをとことん究める緒方さんならではのメッセージをいただきました。今の自分があるのは、ご家庭のサポートや公文式通信学習の先生の支えも大きかったと、緒方さんは言います。これから学習するみなさんも、現在学習しているみなさんも、コツコツ学習を続けることで成長している自分に気づき、学ぶことの楽しさを感じていただきたいと思います。
関連リンク 公文式通信学習 みなとの野菜大辞典 みなとのごちそう野菜(Twitter) 『野菜がおいしくなるクイズ』緒方湊著、飛鳥新社