OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2020/07/10更新

Vol.070

文化遺産コンサルタント
佐々木義孝さん  前編

今の環境でしか出来ないこと」から
「その環境で自分が夢中になれること」
探して、実践していくと、道は開けてくる

佐々木 義孝 (ささき よしたか)

埼玉県生まれ。都内の中高一貫校に進学するも一転、高校からスイス公文学園高等部へ。卒業後は秋田県の国際教養大学国際教養学部で学ぶ。大学と自治体による共同の地域創生事業のプログラムなどに参加、歴史ある地域の特徴を活かした地方再生に関心をもつ。卒業後はギリシャにて、ケント大学(イギリス)・アテネ商科大学(ギリシャ)合同修士課程の文化遺産管理(Heritage Management)を専攻。修了後、民間の環境アセスメント企業に就職。文化遺産コンサルタントとして活躍中。

文化遺産関連のコンサルタントとして、国内外を飛び回っている佐々木義孝さん。世界遺産委員会に出席して、英語などによる審議内容を日本語でまとめて報告書を作成するなど、語学力を活かしつつ、関心を寄せていた文化遺産に関わるお仕事をされています。スイス公文学園高等部(KLAS)の16期生である佐々木さんは、「KLASに行かなければ出合えなかった仕事」と振り返りますが、中高時代は英語が不得意で、将来どのような職業に就くのかもイメージ出来なかったとか。いかにして苦手を克服し、「面白い」と思うことに携わる仕事にたどり着いたのか、KLASでの生活の様子を含めてうかがいました。

公文式で「繰り返しの大切さ」を身につけた

佐々木義孝さん

小さい頃は、外で活動的に遊ぶよりも、家の中で絵本を読むのが好きな子どもでした。公文式教室には3歳くらいから通っていて、教室にある絵本などをよく読んでいた記憶があります。公文式に通うようになった理由は、母がいくつかの幼児教材を私に試したところ、一番反応が良く覚えが早かったのが公文式の教材だったことがきっかけだったそうです。それで教室通いが始まったと聞いています。

通っていた公文式教室にも多くの本がある環境でしたので、自然と読書の時間は増えました。教室には幼稚園生〜高校生と幅広い年齢層の子たちが通っていたので、本のレパートリーも多様性があったと思います。
いろんな本を読んでいると見たこともない風景の写真や絵が出てきますよね。そういう場所に「行ってみたいな」と思っていたので、「自由にいろいろなところに行けそう」な職業、パイロットになることが小学生の時の夢でした。

また、両親にもさまざまな場所に連れて行って貰ったこともあり、「知らない場所、新しい場所に行くことは楽しい」と移動や旅行などに対してポジティブな印象が育っていった気がします。

公文式は中学まで続けましたが、「身につくまで基礎を繰り返す大切さ」を教わりました。間違えた問題を何回も繰り返して考えるのは、子ども心にも嫌だったことを今も覚えていますが、繰り返していくと着実に自分の中に基礎がしっかりし、できることが増えて段々面白くなってきます。「面白くなるまでは辛いけど、基礎を我慢して繰り返しやっていく」、そういう姿勢が身につきました。
ただ、解るまで繰り返すというのは単調な作業ですし、子どもなのでできないのは面白くないですから、駄々をこねたりすることもあり、通っていた教室の先生には随分迷惑をかけていました。割と手のかかる子どもだったと思いますが、教室の先生に叱られたり、時には発破をかけられたり、なだめすかしていただいたからこそ、その大切さと面白さに気づけたと思います。良い先生に巡り会えたと、今でも感謝しています。

スイス公文学園高等部への進学のきっかけ

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