公文式で「繰り返しの大切さ」を身につけた
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小さい頃は、外で活動的に遊ぶよりも、家の中で絵本を読むのが好きな子どもでした。公文式教室には3歳くらいから通っていて、教室にある絵本などをよく読んでいた記憶があります。公文式に通うようになった理由は、母がいくつかの幼児教材を私に試したところ、一番反応が良く覚えが早かったのが公文式の教材だったことがきっかけだったそうです。それで教室通いが始まったと聞いています。
通っていた公文式教室にも多くの本がある環境でしたので、自然と読書の時間は増えました。教室には幼稚園生〜高校生と幅広い年齢層の子たちが通っていたので、本のレパートリーも多様性があったと思います。
いろんな本を読んでいると見たこともない風景の写真や絵が出てきますよね。そういう場所に「行ってみたいな」と思っていたので、「自由にいろいろなところに行けそう」な職業、パイロットになることが小学生の時の夢でした。
また、両親にもさまざまな場所に連れて行って貰ったこともあり、「知らない場所、新しい場所に行くことは楽しい」と移動や旅行などに対してポジティブな印象が育っていった気がします。
公文式は中学まで続けましたが、「身につくまで基礎を繰り返す大切さ」を教わりました。間違えた問題を何回も繰り返して考えるのは、子ども心にも嫌だったことを今も覚えていますが、繰り返していくと着実に自分の中に基礎がしっかりし、できることが増えて段々面白くなってきます。「面白くなるまでは辛いけど、基礎を我慢して繰り返しやっていく」、そういう姿勢が身につきました。
ただ、解るまで繰り返すというのは単調な作業ですし、子どもなのでできないのは面白くないですから、駄々をこねたりすることもあり、通っていた教室の先生には随分迷惑をかけていました。割と手のかかる子どもだったと思いますが、教室の先生に叱られたり、時には発破をかけられたり、なだめすかしていただいたからこそ、その大切さと面白さに気づけたと思います。良い先生に巡り会えたと、今でも感謝しています。