体の柔らかさを“発見”され、4歳でバレエを習いはじめる
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『ラ・バヤデール』 |
バレエを習いはじめたのは4歳のときです。家族にはバレエをやっていた人はいないのですが、幼稚園の体操の時間などで、「まゆかちゃんは体が柔らかいね」とよく言われたそうです。それで両親が「この子はもしかしたらバレエに向いているんじゃないか」と思い、近所のバレエスタジオに通わせてくれたんです。
はじめてみると、周りの子たちよりも体が柔らかく、最初から頭近くまで足が上がったり、ストレッチをしてもペタッと額を床に着けることができました。わりに覚えが速かったこともあって、どんどんのめりこんでいきました。とにかく楽しくて、練習が面倒になったりバレエが嫌いになったりすることは一度もなく、「もっともっとできるようになりたい!」という気持ちでレッスンに通っていましたね。
そのバレエスタジオの同期に、のちに親友にしてよきライバルになる女の子の存在があったことも大きかったです。彼女とは小学1年のとき、生まれて初めての発表会で同じパートを踊りました。今でも大親友で、彼女も海外でプロのダンサーとして活躍しています。