公文式で日本語を勉強
1日30枚やったことも!
妻は日本人でしたが、家での会話はロシア語だったので、私は「こんにちは」「お腹すいている」くらいしか日本語が言えませんでした。日本へ来ても、「こんにちは」というのも恥ずかしくて、半年間、日本語の勉強はまったくしませんでした。でも、やはり日本で生活しているのですから、日本語は必要だと痛感し、まずは当時住んでいた横浜市鶴見区のボランティアの日本語教室で、週2回日本語を学ぶようになりました。
![]() モデルにもなった |
それでは足りないなと思っていたとき、たまたま迎えに行った息子の保育園の近くに公文式の教室があったのです。中にいた先生に手招きされて、診断テストを受けたら全然できなかったのですが、ここで勉強しようと決めました。
でも、日本語教材は、英語版、ポルトガル語版、中国語版だけ。ロシア語版はありません。私は英語版教材で始めることになりました。英語もわからないので大変でしたが、英語→日本語の辞書と日本語→ロシア語の辞書の2種類の辞書を使いながら頑張りました。最初は簡単だったので1日30枚くらいできたのですが、難しくなると、1日半ページしかできないときもありました。ロシア語の説明があったらもっと早くできたと思いますよ(笑)。
その後転居しましたが、公文の学習は続け、最終的に5年4か月学習しました。
公文式の良いところは、「宿題」とCDがあったことです。ボランティアの教室に行っていたときはその日に教室を休んだら勉強できませんが、公文式では毎日の宿題があるので毎日勉強できます。1日の宿題の量を自分で決められるのもいいですね。「やらされる」とやりたくなくなりますが、自分で決めたことであれば、そこから逃げられませんからね。あと、教材を見ているだけではどう発音するかわかりませんが、CDが用意されていたので、それを聞きながら学習できたのもよかったです。(※現在はスマホやパソコンでも教材の音声を聞くことができます。)
![]() 今でも大切に保管している |
日本語を勉強して好きになったのは「いろはがるた」です。文章として長くはないのですが、意味は強い。一番好きなのは「猿も木から落ちる」です(笑)。