問題をクリアする楽しさを味わい
学習の土台となった公文式
![]() |
私は子どものころは、戦闘モノのテレビの影響で「ヒーローになりたい」と思っていました。親によると、元気で明るく好奇心旺盛で、2歳違いの妹とよく遊び「面倒見がいい」と言われていたようです。親に叱られることももちろんありましたが、両親ともにのびのびと、やりたいことをやらせてくれました。
世の中のことや将来のことをよく話す家庭で、それが影響したのか小学校の卒業文集には「政治家になりたい」と書いたことを覚えています。地元の小学校卒業後は中高一貫校へ。自分の将来について親と話していたとき、「そんな道もあるなら受験してみたい」と思い、自分の意思で受験しました。
KUMONに通うことになったのも、親のすすめではなく自分から言い出したんです。友だちとよく遊ぶ公園の隣りの公民館が教室で、友だちと一緒に参加したことがきっかけでした。
体験してみたら、時間内に計算問題を解くおもしろさにはまり、帰宅後には母に「やりたい」とお願いし、小1から小3まで国語と算数を続けました。ほかに水泳やピアノも習っていましたが長く続かず……KUMONが続いたのは、やっぱりおもしろかったからでしょうね。みんなでよーいドンでスタートして、課せられた時間の中で解いていき、その答えがすぐ返ってきて、間違えたらもう一度やって、それもまたすぐ返ってくるという繰り返しが、ゲーム感覚で楽しかったのだと思います。「この時間内にやり切ればその後隣りの公園で遊べる」ということも、やる気につながったのでしょうね。先生はとてもやさしく丁寧に教えてくださった記憶があります。
公文式学習を続けていて今も役立っていると感じるのは、集中力が養えたことです。「この時間の中でこの量を解き切るには、1問あたり何分で解けばいい」と、考えながら勉強するようにもなりました。受験勉強でも仕事でも、時間が区切られると焦ることがあると思いますが、私の場合、あまり熱くならずに淡々と進められます。そんなとき、「公文式で算数を解いていた感覚と似ているな」と思い出したりします。国語の学習を積み重ねたことも、いろんな文章を読むきっかけになりました。公文式での学びが学習の土台になっていると実感しています。
関連リンク
CAMPFIRE Owners
![]() |
後編のインタビューから -大学では“正解がない”経済を専門に仕事の舞台は世界だと思い知る |