日本人女性と結婚して日本へ
Kバレエ カンパニーに入団
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こうして9歳からはバレエ学校へ進むことになりました。それまでは普通の地元の小学校に通っていましたから転校するわけです。友だちと別れることになり、人生またやり直しですね。そこはプロダンサーを目指して、遠くから生徒が集まってくるような学校で、朝バレエのレッスンをした後に、国語や算数など学校の勉強をするというプログラムでした。
入学して5年間くらいはあまり真面目な生徒ではなく、やめたいと思うこともありました。プロを目指して頑張ろうと思うようになったのは14歳のときです。自分は6歳からプロの先生にバレエを習っているのだから、ちゃんと一生懸命やったほうがいいと思うようになったのです。それから17歳の卒業までの最後の4年間はとても頑張りました。学校では半年に1回、実技試験があります。良い成績を取らないと“クビ”ですから必死でした。この学校を卒業するとプロダンサーの免許がもらえて、バレエ団への入団が可能になります。バレエ学校卒業後は国立ペルミ・オペラ・バレエに入団し、プロダンサーとしての道を歩み始めました。
その後、ペルミで知り合った同じダンサーの日本人女性と結婚しました。そして息子が生まれ、しばらくペルミに住んだ後、同じロシアのサンクトペテルブルクのバレエ団に移りました。その後、妻と息子のビザの関係で日本で生活することを選び、2007年に来日しました。実は同じ頃、私が所属していたバレエ団が解散状態になってしまうという出来事がありました。このことも日本に住むことを決めた理由のひとつです。幸い、来日後はKバレエ カンパニーへの入団も決まりました。
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