OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2013/12/13更新

Vol.004 フリーアナウンサー 久保純子さん  後編

「学び」「夢見る力」を創る
そして、子どもが夢をもつには
大人の在り方が大切

久保純子 (くぼ じゅんこ)
東京都生まれ。1994年にNHKへ入局。2004年にフリーアナウンサーとなり、テレビ、ラジオ等に
出演する傍ら、著書や絵本の翻訳なども手がける。米国にて、モンテッソーリ教育を学ぶなど、
「子ども」と「言葉」に関わる仕事に情熱を傾ける。二児の母でもある。

NHK勤務中は報道から紅白歌合戦の司会まで、さまざまな番組で活躍した久保純子さん。フリーアナウンサーとして独立後は、ライフワークの「教育」にも積極的に関わり、日本ユネスコ協会連盟の「世界寺子屋運動」を広める“まなびゲーター”も務めています。現在は幼児教育の資格取得に向けて研修中でもある彼女に、そのエネルギッシュな活動の原点をうかがいました。

親が忙しくても、子どもたちが幸福を感じるための“工夫”

私の子どもは今、11歳と5歳。どちらも女の子です。長女はバイタリティがあって、アメリカに行ったときも英語が全然喋れなかったにもかかわらず、1ヵ月後には親友らしき存在ができていました。次女も元気な子ですが、どちらかというと次女体質というか、素直に言うことを聞くタイプで、親としてはものすごく楽です。

そういえば、最近まで主人の仕事の関係でアメリカに住んでいたのですが、現地では公文が大人気で、どんな小さな町にも教室がいくつもあって驚きました。娘も公文に通っていたのですが、現地の方々にとっては、毎日コツコツくり返し、簡単なところからステップアップしていく、というメソッドが新鮮なようでした。

子どもたちには好きな道を見つけて歩んで行ってほしいと思います。そして常に、“今ここにいるのは、いろいろな人たちに助けてもらっているからで、日々感謝しなくてはいけない”ということはいつも言っています。二人とも、すでに将来の夢は芽生えているようで、親としてはちょっと楽しみです。

今の生活は子ども中心で、ごはんも毎日作って一緒に食べています。でも、二人ともいろいろなことがわかる年齢なので、仕事で頑張らなくてはいけないときは、「今日はごめんね、これやらないといけないから時間をくれる?」と言って部屋にこもったり、酔っている姿を見せることもたまにあったり(笑)、等身大の私を見せています。

アメリカで、ひとつ素敵なことを教わったんです。子どものために時間を作るのが大変な場合、子どもとの「スペシャル・タイム」、つまり「特別な時間」を毎日の生活に組み込むといいそうです。1日1回、子どもがやりたいことを2分、あるいは母子で遊ぶのを20分など、その間だけは誰にも邪魔されない、二人だけの時間を作るのです。そうすると子どもの中には「ママは忙しいけど必ず時間をとってくれる」という満足感、幸福感が生まれる。そしてその満たされた思いがステップにつながり、もっとチャレンジしようという気持ちを起こさせるそうなんです。みなさんも、ぜひ試してみてください。

最近は「夢」をもたない、あるいは夢はあっても追い求めるのをためらってしまうお子さんが少なくないのかもしれません。子どもが夢をもつにあたっては、大人の在り方がとても大切だと思います。“大人になったらつまらなさそうだな”と思わせるのではなく、身近な大人が生き生き働いていたり、趣味に夢中だったり、チャレンジしている姿勢を見せることで、“大人になるのはものすごく楽しいことなんだ”と感じさせることが、大切なのではないでしょうか。去年、私は「マドンナになる!」と家族の前で宣言して、ダンベル体操などを一所懸命頑張りました。ある程度はムキムキになれたので、成果はあったかもしれません(笑)。

子どもたちには、なんでも挑戦してほしいですね。やってみてどうなるか、面白いかどうかは、見ているだけでは分かりません。例えばむずかしそうな算数の問題だって、「どうせわたしはできない」ではなくて、「この問題が解けたら違う一歩が踏み出せるかも」とわくわくしながら解いてみる。そんな姿勢で、何事にも、どんどんチャレンジしてみて欲しいと願っています。

関連リンク
日本ユネスコ協会連盟 書きそんじハガキで募金

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