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Vol.067 2020.02.07

AKB48
武藤十夢さん

<前編>

「可能性の追求」を続けて
新しい扉を自分で開こう

AKB48

武藤 十夢 (むとう とむ)

1994年東京都生まれ。2011年、16才のときにAKB48第12期研究生オーディションに合格。芸能活動と学業を両立しながら大学を卒業し、大学院に進学。AKB48のチームKメンバーとして活躍中で、3月18日にリリースされるAKB48の57thシングル表題曲選抜メンバー。2019年4月、8度目の挑戦で気象予報士に合格。2020年公開予定の映画『おかあさんの被爆ピアノ』では、俳優・佐野史郎さんと共にダブル主演を務める。雑誌では総合マネー情報誌『ZAi』(ダイヤモンド社)で連載中。

国民的アイドルグループAKB48のメンバーとして活躍されている武藤十夢さん。2018年の選抜総選挙では7位にランクインするなど、高い人気を集めています。芸能活動の一方で、大学卒業後に大学院に進学。さらに2019年には、平均合格率5.5%の難関として知られる気象予報士の資格試験に、8度目の挑戦で合格。現役アイドルの合格は異例のこととして話題となりました。小学校入学の頃に公文式を始めたという武藤さん。さまざまなことに挑み、常に一段上を目指す姿勢は、公文式で「やればできる」実体験があったからこそといいます。公文式の魅力やアイドルとして活動する日々のこと、今後のチャレンジなどについてうかがいました。

目次

芸能活動と大学院生活を両立、違う毎日が楽しい!

武藤十夢さん

じつは私、小さいころに、CMやカタログ撮影など少しだけ芸能活動をしていたことがあるんです。小学1年生くらいで辞めたのですが、中学生の終わりにもう1回やりたいなと思っていました。当時、AKB48がすごく注目されていて、「いいな」と憧れるようになり、16才のとき、第12期研究生オーディションに応募して合格し、今に至っています。

私の1日は、日によって違いますが、今日は朝からCM撮影とインタビュー、昨日は一日握手会でした。その前の日は、朝からお天気コーナーの生放送、そのあとに取材、レコーディングをして公演…と、本当に日によってさまざまですね。毎日が違うので楽しいです。

2019年は、2020年公開予定の映画『おかあさんの被爆ピアノ』の撮影もありました。この映画は広島の原爆から奇跡的に焼け残った“被爆ピアノ”と被爆2世である調律師・矢川光則さんの実話から着想を得て制作されたもので、佐野史郎さんとダブル主演という形で出演させていただいています。私が演じる菜々子が自分が被爆三世であることを知って、佐野史郎さん演じる調律師の加川勝則と被爆ピアノと共に、自分のルーツをたどっていくお話です。これから公開に向けてプロモーション活動も多くなっていくと思います。

私は大学院生でもあるので、帰宅後は大学院の課題をこなしたりしています。大学院では金融について学んでいます。雑誌の連載をきっかけに、株をやるようになったので、株についても調べたりしています。株はもともと、いつかはやってみたいと思っていました。最近はFXも始めて、Twitterを見て、Instagramを見て、FXを見る、ということも日常に組み込まれてきて、結構楽しくやっています。

なぜ大学院へ進もうと思ったかというと、じつは大学卒業を控えていたころ、自分はこれからどうしていこうかと、ちょっと思い悩んでいたんです。そのとき、いろんなことにチャレンジしてみよう、そのひとつとして、大学院という道があるのであれば挑戦してみようと思いました。

公文式で身についた力とは?

目標をもつ大切さを教えてくれた公文式
「毎日コツコツ」の習慣が自分のものに

武藤十夢さん

公文式の教室に通うようになったのは、母のすすめで、小学校に入った頃から始めました。2つ下の弟と一緒に通い、その後、妹(AKB48の武藤小麟/おりんさん)も入り、兄弟3人で通っていました。

最初の印象は、「楽しくできそう」。やさしい問題からのスタートなので「意外とできるじゃん、自分!」と思っていたのですが、だんだん難しくなって、できなくて泣いていた記憶もあります。先生は答えを教えてくれず、でもギリギリまでヒントを出してくれて、やっと「ああ!わかった!」ということを繰り返していました。今思えば、それが自分の力になっていると思うので、そういう教え方をしてくださった公文の先生にはすごく感謝しています。

自宅では親からよく「公文、やりなさい」と言われていました。兄弟みんなすぐ遊びに行っちゃうので。最初は「毎日やる習慣」がなかったので、できていませんでしたが、教室では先生が、家では親が見てくれたおかげで、だんだん毎日コツコツ学習する習慣ができてきて、言われなくてもやるようになりました。

これまでできなかったことを公文式の教室でできるようになって、また同じような問題を家で一人でやってみる。そこで「できた!」となったとき、「やればできるんだ!」と大きな自信につながりました。公文式では、何年生ぐらいのレベルという目安がありますよね。それが少しずつ上がっていき、難しい問題のときも絶対に自分の力でクリアさせてくれます。そうすると「ここまでやりきるぞ」という感覚になるんです。目標を持ってたどり着く大切さ、そういう意思を持つことの大事さを学んだように思います。それは今の芸能活動でも活かされていると思います。

学校と違って、自分のペースで勉強できたのもすごく良かったです。私は算数が好きで、学校の宿題はすぐに終わっていました。それは公文式で自分のレベルに合った内容をきっちりやることができたので、基礎学力がついていたからだと思います。基礎学力がつくと、学校の勉強も理解しやすくなるし、受験勉強やその先につながりやすくなるとも思います。

アイドル活動と学業の両立の秘訣とは?

子どもの頃から複数の習い事を同時進行
「やらない選択肢」をなくしてやり続けた

武藤十夢さん

そんなふうに、公文式についていろいろ感じることはありますが、最大の魅力は「自分でも知らなかった自分の可能性を引き出してくれること」だと思います。「こういう新しい扉を自分で開けるんだ」「こういうこともできるんだ。じゃあもう少しできるかもしれない」と思わせてくれる。やっててよかった!と、本心から思います。

習い事はほかにもいろいろしていました。自分でやりたいと言って始めたのは水泳です。バレエもしていましたがこれはちょっと苦手で…。でも「何でも3年間は続けなさい」と親に言われていたので、どれも3年以上はやりました。好きだったのはピアノです。3~4歳くらいのときから、AKBグループに入る高校1年生ぐらいまで続けていました。

ピアノに行って英会話に行って最後に公文、というように、1日に3つ習い事がある日もありました。自分ではあまり意識していませんでしたが、振り返ってみれば、子どもの頃から毎日のように習い事をしていたことが、今、いろいろなことを同時並行で進めていけることにつながっているのかもしれません。

私の場合、宿題も課題も、「やらない」という選択肢はありません。学業とアイドルの両立も、「できるかな」ではなくて、「やらなきゃいけないもの」だと思っていたので、それほど苦ではありませんでした。やることを習慣づけて、やらない選択肢をなくしたんです。そう考えると、やはりやり続けること、習慣づけることは大事だと思います。公文もその習慣をつくるひとつになっていたのだと思います。

気象予報士の資格を取得できたのも、根本をたどると、公文式で「コツコツ継続する」習慣がついていたからだと思います。私、今でも勉強はそんなに好きじゃないのですが、何かを吸収していくことは好きなんです。自分の身になるものだと思うので、好きではないけれど自分のためだと思ってやっている部分はあると思います。そういう意味では、生まれてからこの24年間、常に「可能性の追求」をしている気がします。

後編を読む

関連リンク AKB48公式サイト

武藤十夢さん  

後編のインタビューから

-足かけ5年、8度目の挑戦で手にした気象予報士資格
-武藤十夢さんの次なる挑戦とは
-子どもたちや保護者の皆さんへのメッセージ

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