OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2017/04/07更新

Vol.043 労働経済学者 浦坂純子先生  前編

積み重ねることで
見える景色は変わってくる
足元の一歩一歩を登って道を開こう

浦坂 純子 (うらさか じゅんこ)
大阪府生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程修了。松山大学経済学部専任講師を経て、1998年より同志社大学文学部社会学科で専任講師として勤務。同大社会学部准教授を経て現在同大社会学部教授。著書に『なぜ「大学は出ておきなさい」と言われるのか-キャリアにつながる学び方-』(ちくまプリマー新書)、『あなたのキャリアのつくり方-NPOを手がかりに-』(ちくまプリマー新書)など。

労働経済学がご専門で、雇用や労働にかかわる研究テーマに取り組まれている浦坂純子先生。中でも大学入学前から就職後までの一連のキャリアの流れに着目されています。浦坂先生ご自身も、今に至るまでのキャリアには紆余曲折があったそうですが、その時々でどのように考え、行動されてきたのでしょうか。社会の変化が激しい中で、将来につながる学びを獲得するために必要なことについてもうかがいました。

「期待に応えたい」と頑張る長女体質

私は大阪・堺市で生まれ育ちました。弟が二人いて長女だったこともあり、何か役割を与えられたら、それを全うしなければ、と思うような責任感の強い子でした。自分が頑張ることで誰かが喜んだりほめられたりするのがうれしくて、周囲の期待に応えたかったんですね。そうした役割意識は今でもあると感じます。

完璧主義なところがある私ですが、性格は父に似ていると思います。実際、話も合います。母は逆にとてもおおらか。父と母が対照的なのは、子どもとしては救われることでもありましたね。私自身の経験を踏まえても、周囲がみんな同じことを言う環境は、子どもにとっては逃げ場がなく、必ずしもよいとはいえないのかもしれません。

“しっかり者”の長女体質は学校生活でもそのまま発揮されて、以前小学校の同窓会に出席したときに、担任だった先生から「いろんなことに気を遣って、よく頑張っていたよね」と言われました。その頃の私は「学校のことはおろそかにしてはいけない」という意識が強くあり、中学受験の前日の耐寒登山にも迷うことなく参加したほどでした。

先生が当時の私の頑張りを認めて、それを覚えていてくださったことはとてもうれしかったですね。その先生との会話で、私は一気に“頑張っていた頃の自分”に戻してもらった気がしました。同時に、先生という存在は「振り返る力」を与えてくれる、とてもありがたい存在だと感じました。

教育とは、すぐに成果は見えないけれど、何十年か先に「ああ、そういうことだったんだ」と気づくもの。私も今、学生を指導する立場になり、後から振り返ってありがたかったと思われるような存在でありたいと思いました。

浦坂先生が考える公文式学習法の魅力とは?

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