OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2013/11/08更新

Vol.003 手妻師 藤山晃太郎さん  前編

古典芸能の伝承にITツールを駆使
次代へつなぐ「不易流行」の精神

藤山晃太郎 (ふじやま こうたろう)
1977年千葉県生まれ。小学生でマジックに出会い、千葉大学ではマジックサークルに在籍。
卒業後、藤山新太郎に弟子入り。2006年出世披露、藤山姓を襲名。
テレビ出演、海外公演などに加え、大学等で講演活動も行う。
公文は年長から高3まで、数学・英語・国語の3教科を学習。

日本古来の奇術、「手妻」の伝承者、藤山晃太郎さん。大学を卒業し、伝統芸能の世界に飛び込んだ藤山さんは、現代ならではのアレンジを加えつつ、インターネットという現代ツールを駆使して、手妻の魅力を発信中です。藤山さんの考える、古典芸能の今、そして未来につなぐための手法とは?

400年以上の歴史を持つ“手妻”の伝承者として

「手妻」と聞いて、すぐにピンと来る方は少ないかもしれませんが、私は「手妻師」、専業の古典奇術師です。なぜ「手妻」と言うかについては諸説ありますが、もともと、「手の速さ、稲妻のごとし」というところが由来ではないか、という説があり、私ども藤山一門は好んで使っています。

日本における“奇術”の歴史は、大陸から入ってきた奈良時代まで遡ると言われています。古くは例えば、平安時代後期(諸説有り)の説話集『今昔物語集』のなかに、奇術的なものが見受けられます。ただ当時は、雑多な芸の中のひとつで、修験道の刀の刃渡りであったり、ジャグリングのようなものだったりと、奇術だけを指す言葉がありませんでした。

奇術が芸能として独立したのは、1600年代ごろ。さらに時代が下って明治時代ごろになると、西洋から「洋妻」、つまり西洋の奇術が入ってきたことで、手妻は「和妻」と呼ばれるようになっていきます。なお、無形文化財として登録されているのも「和妻」という言葉です。

ところが「和妻」化によって、その定義はあいまいになってしまいました。例えば西洋のサーベルに千代紙を貼って刀に見せて奇術を行っても、それが「和妻」としてまかり通るような現状があります。とはいえ、例えば「よさこい」は伝統芸能ではないにしても、伝統芸能への“入口”としては意義深いのと同じように、「和妻」というものも入口としてあっていいと思うのです。

ただ、自分は“古い型を大事にして、それを専業としてやっています”というところで、「手妻師」という肩書でやっています。専業で手妻をやっているのは、全国的に見ても、私と師匠の藤山新太郎のみだと思います。

問題解決能力を養った経験とは?

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