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Vol.592 2026.08.04

公文書写とともに歩んだ家族の10年

公文書写は家族で学べる習い事
家族だから長く続けられる

公文書写教室には、子どもから大人まで、様々な年齢の学習者が集います。
小学1年生だった娘さんとともに公文書写に入会されたSさんご夫婦。昨年、親子3人そろって、入会10年を迎えました。
家族で学ぶ楽しさや、長く続けることができた理由について、お話を伺いました。

目次

    家族で学ぶ楽しさ

    Sさんご一家はご両親と娘であるYさんの3人家族です。Yさんは小学1年生の時、七夕の短冊に書かれた上級生のきれいな文字に憧れて、公文書写に入会しました。その際に、「教室の先生の文字がすてき」だと感じたお母さまと、もともと文字や書に興味があったお父さまも、「四十の手習い」だと考えて、娘さんと一緒に公文書写を始めることになりました。

    お母さまは家族学習のよさを、このようにお話しくださいました。「親子で同じ習い事をすると、楽しさも難しさも分かち合えるので、うれしいですね。私がうまく書けないときには、娘がアドバイスしてくれることもあります。私たちのほかにも親子で通われている方がおられますが、教室は年齢に関係なく、落ち着いて文字に向き合える雰囲気です」

    お父さまにとっては、ご家族は一緒に学ぶ仲間であり、切磋琢磨する存在でもあるようです。「娘が小さい頃は一緒に教室に行きましたが、中学生になる頃からは、それぞれが自分のペースで学習をするようになりました。それでも休日は、家族全員が同じテーブルで課題に取り組み、お互いに書いたものを見せ合いながら、切磋琢磨してきました」

    そして、家族学習のきっかけとなったYさんは、公文書写で長年培ってきた力が大きな自信につながっているようです。「学校でも書写や書道が得意になり、高校で表彰を受けたり、内申点につながったりしたことは大きな自信です。また大学受験の際には、自己推薦書で書写をがんばってきたことをアピールし、進学の助けになりました」

    家族で学ぶ楽しさ

    日常における書写学習の意味

    日常における書写学習の意味

    この春、Yさんは大学進学を機に、親元から離れて暮らすことになりました。下宿生活が始まり、大きく環境が変化する中でも、これまでと同じ日常を感じられる時間をもつことを続けたいと考えたYさんは、公文書写の学習スタイルを、教室への通室学習から通信学習に切り替えました。Yさんにとって、公文書写は自分を取り戻すことができる、安心できる「戻りたい場所」となっていたのです。ご両親はそんな娘さんの姿を温かく見守られています。「娘の中で、公文書写の存在がこのように日常の当たり前になっていたことに驚きもありました。一人暮らしの中で自分の時間を見つけて文字を書く時間が、彼女にとって心地よい時間になってくれればと願っています」

    日常における書写学習の意味
    日常における書写学習の意味

    一方、お父さまにとっての日常である仕事の中では、手書きを求められる機会はありません。それでも、覚えておきたいことはあえてノートに手書きするようにしているそうです。手書き文字の大小や筆圧の強弱が、読み返したときに記憶を蘇らせる助けになるとのこと。またお父さまは、書写学習に「成長する喜び」を見いだされているようで、「私は書の古典にも興味がありますし、長く続けていても成長は止まりません。上達する喜びがあります。これからは『書』をあらゆる角度から学びたいです」と、ますます学ぶ意欲を高められています。

    そしてお母さまにとっては、書写は日々の暮らしの一部。「私にとって、目の前の文字だけに集中する『書く時間』は、家事や仕事から離れ、心を落ち着けることができる、大切なひとときです。気持ちが落ち着かない時は文字も乱れるので、手書き文字は心の状態を示すバロメーターでもあります。贈り物に添えるひと言や季節の言葉など、暮らしの中で書写を楽しめるようになりたいです」

    S家の皆さんは、それぞれの日常の中に書写学習の意味を見いだし、自分らしい形で楽しまれています。

    日常における書写学習の意味

    長く続けることの喜び

    家族そろって、同じ習い事を10年以上続けるということは、決して簡単なことではありません。
    しかしお父さまは、「モチベーションが低いときがあっても、家族が目の前で取り組む様子が刺激となるのです」と、家族みんなで取り組んできたからこそ、長く学習を継続できたのだと語られます。

    またS家の皆さんにとっては、教室の先生の存在も大きいようです。仕事や学校など、日々の生活の中では多忙な時期もあり、また、なかなか自身の成長を感じられず、もどかしい思いをすることもあります。それを乗り越えられたのは、先生の優しさややる気を引き出す言葉だと、3人とも口をそろえます。
    「先生が毎回、近況について話をしてくださり、その状況に応じて、忙しい時期には宿題の量の調整など、無理なく続けられるよう工夫や配慮もしてくださいました。とても感謝しています」
    「自分ではあまりうまく書けていないと思っていても、先生がどこかよい点を見つけてほめてくださるのでやる気が出ました」
    「忙しくて宿題があまりできなくても、『忙しい中取り組まれて本当にすごいですね』『よくお手本をみて書けていますね』など毎回ほめていただきました」
    3人とも、先生からかけていただいた温かい言葉の数々が、学びを続ける大きな支えになったと話してくださいました。

    娘さんの「きれいな文字」への憧れから始まった、S家の皆さんの公文書写。
    10年以上続ける中で、公文書写は3人にとって欠かすことのできない生活の一部となり、そして特別な意味をもつものとなっていきました。
    これからも3人は、それぞれの歩みに合わせながら、学びを重ねていきます。

    関連リンク 公文エルアイエル #公文書写 | KUMON now!

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