第1回:「子どもの家での過ごし方」と「子どもの家庭学習の現状」
第2回:学習指導要領の改訂の認知と評価について(今回)
第3回:保護者の子どもへの関わり方について
小学校の学習指導要領が「改訂されることも改訂される内容も把握していない」が全体の 44.2%
【調査概要】
調査方法:インターネット調査 調査対象:小1~小3の子がいる世帯の母親1,000人、父親800人 調査期間:2018年11月22日~11月25日 |
「改訂されることも改訂される内容も把握している」と答えたのは全体の 14.2%という結果でした。 昨年度の調査結果(11.2%)から微増となりましたが、2020 年の新学習指導要領の全面実施を前に、改訂の内容を把握していない保護者が大半であるということがわかりました。 父親だけをみると、全体の半数以上(51.6%)が、「改訂されることも改訂される内容も把握してい ない」という結果となりました。
新学習指導要領で最も認知度が高いのが「プログラミング」、評価が高いのは、「答えが一つでない課題に向き合い、議論すること」
今回の調査で、新学習指導要領の内容認知のトップ3は、「プログラミング的思考の育成(32.5%)」、「小学校の外国語教育の教科化(31.9%)」、「アクティブラーニング(25.3%)」 となりました。昨年度の調査と比較しても、ほとんど変化のないことがわかります。
新学習指導要領の内容で最も評価が高かったのは、「答えが一つでない課題に向き合い、議論すること(31.2%)」でした。「アクティブラーニング(27.3%)」、「プログラミング的思 考の育成(24.8%)」と続きました。昨年度の調査と比較して、アクティブラーニングの評価が微減となっていますが、こちらもほとんど変化がありません。
新学習指導要領の内容にポジティブな反応
新学習指導要領の内容が「全体として好ましくない・あまり好ましくない」と答えたのは、7.2%という結果になりました。「どちらとも言えない」と答えた方が 46.2%で最多数、「非常 に好ましい」、「まあ好ましい」を合わせると 46.6%となりました。
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