「見違えるように自信あふれる子になりました」
チャコに通ってくる子どもたちの保護者の方たちのお話でこのレポートをしめくくることにしましょう。
*年長の女の子のお母様(ダウン症)
「どう育ててよいかほとんど情報がなかったのですが、3歳のころにここに来て受け入れていただき、心身ともによりどころができたような感じで親子ともども安心しました。障害があるので何もできないのかなと思っていたら、いまは自分の名前もひらがなで書けますし、“これなあに?”、“あれなあに?”と質問も増えましたね。家でも自分から進んでやる場面が多くなりましたが、ここではほかの子に率先してあいさつをしたり学習したりするというのを聞いて驚いています」
*小3の女の子のお母様(発達障害)
「初めての場所が苦手な子なので、ここにはじめて来たころは慣れなくて不安だったようですが、いまではすっかりなじんでいます。集団で何かをするという習慣は家ではなかなか身につかないので、こういう場所はとても貴重です。それに学習指導もあり、名前も書け、数字も書けるようになりました。以前はパニックになると自分の髪の毛をむしってしまうこともありましたが、いまはとても落ち着いていて、絵がとても上手に描けるというのもわかってよかったです」
*中2の女の子のお母様(知的障害)
「チャコさんで放課後等デイサービスをはじめてすぐからお世話になっています。いまの状態からはまったく想像できないと思いますが、はじめのころは自信がなく、意欲も低い子でした。見て書くのが苦手なので算数も国語もきらいでした。言葉も少なく、コミュニケーションもうまくできませんでしたね。そのあたりがなんとかなればとここに来たのですが、いまはまるで別人かと見違えるほどです。何事にも意欲的ですし、なにより中2の女の子としての話ができるようになり、自信に満ちあふれています。苦手意識が強かった算数の教材にも取り組めているのでうれしいです」
保護者のみなさんのお話を聞いていて思いました。チャコのスタッフのみなさんは、子どもたちの人生の応援団なのだと。