留学に興味を持ったのは「中高生時代」以降
きっかけは「身近な人」
アンケートに回答してくれた46名の学生たちの留学先は、さまざまでした。代表的な留学先として知られるアメリカやイギリスの他、アフリカはウガンダ、ザンビア、タンザニア、マラウィ、中南米はアルゼンチン、グアテマラ、ホンジュラス、アジアはインドネシアやカンボジア、ヨーロッパはデンマークやポーランドなど37か国にものぼりました。
留学期間としては、「6か月以上1年未満」が全体の約6割という結果でした。留学の形態としては、「交換留学や派遣留学」が4割強を占めましたが、そのスタイルはさまざま。単位取得を目的として学校に通うアカデミックな留学だけでなく、インターンシップやボランティアといった海外での多様な活動を応援する「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」ならではの回答結果かもしれません。
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そんな学生たちに、留学に興味を持った時期とそのきっかけについて聞いてみました。留学に興味を持ったのは、「中高生時代」が23人、「大学入学以降」が16人と「中高生時代以降」が大半を占めました。そのきっかけは、「何となく海外に興味があった」という理由に続き、「友人が留学した」「身近に海外からの留学生がいた」などが挙げられました。“留学を身近に感じられる環境”が影響しているといえそうです。
また、海外旅行や親の海外赴任などで「小さいころから海外によく行っていた」「英語(語学)を学ぶのが好きだった」など、海外を身近に感じた経験から、留学に興味を持つようになったという方は11名で回答者の4分の1ほどでした。
留学経験者が語る、留学中に「やってよかったこと」「やっておけばよかったこと」は?
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留学中に「やってよかったこと」として、多くの留学経験者が挙げたのは、「できるかぎり多くの場所へ足を運び、さまざまな講演会やカンファレンスに参加し、一人でも多くの方と接してお話しできるようにした」、「現地のSNSや情報のプラットフォームに登録し、現地の方が触れる情報に自分も触れるようにした」、「ディベートクラブ、ボランティア、インターンなど興味のある活動には積極的に参加した」など、現地で積極的に活動することでした。
一方、「やっておけばよかったこと」として挙げられたのは、ダントツで「語学」という結果でした。じつに回答者の7割近くの方が「語学」を挙げ、その約3分の1にあたる10人は、英語ではなく「現地語」と回答。「留学先は英語コースだったが、英語に加えてフランスを日常会話レベルまで持っていけば、もっと現地でいろんな人と関われたと思う。あとはテトゥン語とバハサインドネシア語が話せていれば、現地の文化をもっと深く知れていた」など、英語に加えて現地で使われている言語についても事前に学んでおくことで、留学先での学びが深まると感じた方が少なからずいたようです。