OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2019/12/20更新

Vol.066

ジュエリーアーティスト
Lily/福嶋真由子さん  後編

楽しいこともつらいことも
すべてのことには意味があり
「学び」「チャンス」につながる
経験となる

Lily/福嶋 真由子 (リリー/ふくしま まゆこ)

福岡県生まれ。高校時代はスイス公文学園で学び、ヨーロッパの歴史ある様々な芸術・文化に触れる。相手を想いながら作るハンドメイドならではの温かさに魅了され、独学でジュエリーを作り始め、その後本格的にジュエリーアーティストの道へ。2010年には自ら「ROSE&CIGAR」を立ち上げる。2016年にK18・天然素材を用いた「irodori by You&Lily」もスタート。オンラインストア、百貨店などでの展示販売のほか、ハワイのセレクトショップでも販売している。

中学3年生のとき、オーストラリアでホームステイを体験したことで、海外留学に関心をもった福嶋さん。父親を説得してスイス公文学園(KLAS)へ進学し、様々な体験を重ねました。俳優をめざしていた時期もありましたが、病気で断念。それから間もなく、ハンドメイドジュエリーの温かさに感銘を受けます。人生でのつらい時期に何度も仕事につながる転機が訪れ、現在はジュエリーのデザインだけでなく、制作や販売、自身のブランドのPRなどを行い、幅広く活躍中です。その行動力やチャレンジ精神、現在のお仕事につながる感性は、KLASで培われたそうです。スイスではどのような生活を送られ、どのようにして現在のお仕事をするようになったのでしょうか。

友人から贈られた手作りのピアスに感激
今度は自分が作り手となって想いを伝える

スイス公文学園高等部を卒業して、大学は早稲田大学第一文学部へ進学しました。じつは小学生のとき、劇団四季のミュージカル「キャッツ」を観て感動し、俳優という職業に憧れていました。それで大学では演劇映像専修を希望。しかし履修内容が自分には合わないことがわかり、結果、もうひとつ関心のあった教育学を専攻しました。一方で、プロダクションに所属して演技指導も受けていました。

ところが大学3年生のとき、体調を崩してしまい、1年半休学して実家で療養することに。大学卒業後は、知人のプロダクションに所属していたのですが、病状も落ち着かず、違う道を考えはじめるようになりました。

25歳のとき、KLAS時代の友人を訪ねてアメリカへ行ったのですが、この旅が、「ハンドメイドの魅力」を実感するきっかけとなりました。アメリカ到着初日、その友人と買い物をしていて素敵なピアスを見つけたのですが、悩んだ末に結局買うのを断念しました。すると、帰国時の空港で、その友人が「同じデザインではないけれど」と言って手作りのピアスをプレゼントしてくれたのです。彼女は当時3歳と6ヵ月の2人のお子さんがいて、子育てにもとても忙しい中、私のことを想ってそのピアスを作ってくれた…。そのことがとてもうれしく、「ハンドメイドってこんなに心が温かくなるものなんだ」と感銘を受けました。

福嶋真由子さん
“Whisper of the flowers” (ご本人提供)

帰国後、アートギャラリーを手伝う機会があり、あるハンドメイドジュエリー作家の方を担当することになりました。「ハンドメイドでここまで作れるんだ」と興味をそそられ、彼女のワークショップで初めてイヤリング作りに挑戦しました。想像以上の楽しさに衝撃を受けると同時に、アメリカで感じた「ハンドメイドの素晴らしさ」と、それまで目指していた俳優の「表現すること」が私の中で形を変え合致した瞬間、まるで雷に打たれたような衝撃と、湧き上がる興奮に胸が高鳴ったのを今でも鮮明に覚えております。

ちょうどその頃、父の末期ガンが判明し、福岡へ戻ることになりました。父のためにお守りを贈ってくれたり、現実を受け止められず落ち込んでいた私をサポートしてくれた友人たちに、感謝の気持ちを伝えたいと思い、贈ったのが、ハンドメイドのジュエリーです。初めてパーツ屋さんに赴き工具から揃え、一人ひとりをイメージしながら独学でピアスを作り、プレゼントしました。すると、皆、大変喜んでくれたのです。「感謝の気持ちが伝わった!」と、私も嬉しくなりました。これを機に、友人からジュエリー制作を頼まれるようになりました。

壁にぶつかった時に遭遇した出来事とは?

関連記事

2019/12/13更新

Vol.066 ジュエリーアーティスト
Lily/福嶋真由子さん

楽しいこともつらいことも すべてのことには意味があり 「学び」や「チャンス」につながる経験となる

2016/05/13更新

Vol.032 整形外科医 山口 奈美さん

好きなことをあきらめない気持ちが 自分の道を切り拓く

2016/07/15更新

Vol.034 米国農務省 農務スペシャリスト
倉井 友寛さん

目標に向かって 惜しまず努力をすれば 自分の可能性は広げられる

2016/05/06更新

Vol.032 整形外科医 山口 奈美さん

好きなことをあきらめない気持ちが 自分の道を切り拓く

2020/07/17更新

Vol.070 文化遺産コンサルタント
佐々木義孝さん

「今の環境でしかできないこと」から 「その環境で自分が夢中になれること」 を探して、実践していくと、道は開けてくる

バックナンバー

2021/01/08更新

Vol.074 女子レスリング選手
登坂絵莉さん

「よくがんばったね!」は 子どもを成長させる魔法の言葉 前へ前へと進んでいける

2020/11/06更新

Vol.073 講談師
旭堂南湖さん

最初から100点満点を目指さなくていい 間違ってもいいから繰り返し、 続けていけば、芸も学びも磨かれる

2020/09/11更新

Vol.072 読売巨人軍 球団職員
矢貫俊之さん

行き詰まっても逃げないで あきらめずにぶつかって 答えは自分で見つけよう

2020/08/07更新

Vol.071 アート・トランスレーター
田村 かのこさん

今ある“型”にはまらなくていい 自分にできることを一つずつ進めていけば自ら“型”をつくることができる

2020/07/10更新

Vol.070 文化遺産コンサルタント
佐々木義孝さん

「今の環境でしか出来ないこと」から 「その環境で自分が夢中になれること」 を探して、実践していくと、道は開けてくる

記事アクセスランキング
おすすめ記事 Recommended Articles
KUMONトピックス
Feature Report 進化し続ける活動
カテゴリーを表示
NEW
Vol.392
~創始者公文公の言葉より~
    公文式の原点⑪            <高校でできるようにする>
Vol.391
公文式日本語最終教材修了生が語る自学自習の魅力とは?
自学自習でコツコツ学習することで、 「やればできる」経験を積み、 その先の挑戦へ!
Vol.390
タイム誌による初めての「Kid of the Year(キッド・オブ・ザ・イヤー)」に選出
ギタンジャリ・ラオ(Gitanjali Rao)さん 得意な科学と技術を使って 人を笑顔にしたい
Vol.389
家庭学習調査2020(1)
子どもの家庭での過ごし時間の変化
家庭学習調査から見える 「新学習指導要領」の認知と評価、 そしてオンライン学習の実態は?
スペシャルインタビュー
Academic Milestones 学びを究める力
NEW
Vol.065 後編
もり内科クリニック院長
布施医師会(東大阪市)理事
田仲みすず先生
「できること」「得意なこと」に目を向けよう できないことが増えても、まわりが上手に合いの手を入れる 「お餅つきサポート」で、地域の誰もが笑顔になる
Vol.065 前編
もり内科クリニック院長
布施医師会(東大阪市)理事
田仲みすず先生
「できること」「得意なこと」に目を向けよう できないことが増えても、まわりが上手に合いの手を入れる 「お餅つきサポート」で、地域の誰もが笑顔になる
Vol.064
神田外語大学 特任講師
上原雅子先生
言語は「伝える」ためにある 「伝えたい」という気持ちを込めて 自分の意見を発言してみよう
Vol.063
往来物研究家
小泉吉永先生
江戸の知恵には学びがあふれている “好き”をとことん掘り下げて 出会いを引き寄せよう
KUMON now! フェイスブックページ
KUMON now!に「いいね」して、子育てに役立つ情報を受け取ろう!