OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2018/09/07更新

Vol.057

イラストレーター ももろさん  前編

成長していこうと思う限り
学び終わりはなく、
人生を拓くきっかけになる

ももろ (ももろ)

神奈川県生まれ。地元の小学校を卒業後、公文国際学園に進学。理系の大学・大学院に進み、一般就職。働きながら各種コンテストに応募したり、展示会に出展したりすることを機に、イラストレーターの道へ。笑い声が聞こえてくるような生き物の動きや、楽しくなる色の組み合わせを大切に、ストーリー性のある外国の絵本タッチのイラストを制作。雑貨やステーショナリー、ぬいぐるみのデザイン、教材の挿絵なども手がける。オリジナル雑貨ブランド Bitte Mitte も展開中。

思わず「かわいい!」と声をあげてしまうような愛らしい動物たちのイラストを得意とする、ももろさん。書籍の挿絵や絵本の制作などのほか、自身の雑貨ブランドをもつなど、幅広く活動されていますが、実は絵を仕事にするとまでは考えていなかったそうです。そんなももろさんが、イラストレーターとして活躍されるまでには、どんな道のりがあったのでしょうか。公文国際学園に通学するようになったきっかけや、学園生活のエピソードもあわせてうかがいました。

「いろんな可能性に挑戦できて楽しそう」と、公文国際学園に進学

イラストレーターももろさんの作品

中学からは公文国際学園に進学しました。地元の公立中学に進むつもりでしたが、6年生のとき、母から「別の選択肢もあるんだよ」と渡されたパンフレットを見たら楽しそうで、挑戦してみることにしました。学園祭を見学し、自由な雰囲気でいろんな可能性に挑戦できそうなこと、生徒数が多すぎず、「自分の学校」と感じられる規模なのもいいな、と思いました。実際に入学してみると、個性的な子が多くて居心地がよかったですね。

印象に残っているのは体育祭です。中高一貫校なので、6学年が4団に分かれて戦います。そのとき、各団を応援するパネルを描くパネル委員という係があり、私はその委員を毎年頑張っていました。縦割りで中1から高3までのパネル委員が、体育祭まで3~4ヵ月をかけて、ベニヤ板を10枚以上合わせてひとつの作品を描くのです。一人で制作するのと違って、それぞれの得意なことを生かしつつ、協力して仕上げることのおもしろさを知りました。

学園では週1回、公文式学習の時間があり、私は国語、数学、英語、ドイツ語を選択しました。それまで公文式の経験はありませんでしたが、やりたいことを、やりたいときに、やりたいだけ進められるので、私には合っていたと思います。毎日コツコツやることの大切さも学びました。いま、絵の仕事をしていますが、仕事の有るなしにかかわらず、自由制作のイラストを毎日コツコツ描くようにしています。毎日やることでしか見えないものがあると感じています。

部活は美術部。木炭でクロッキーを描いていました。これはいまのタッチにも少し影響しています。そのころタブレットを買ってもらい、ペンツールを使ってイラストを描くようになりました。愛犬ももちゃんのホームページをつくって写真やイラストをアップすると、愛犬家の方から反響をいただいたりしてうれしかったです。

高校では、学園祭に向け、有志で恐竜のジオラマをつくったりポスターを描いたりして、ものをつくる楽しさや、いろんな人に見てもらえる喜びも知りました。でも、絵を描くのは趣味であって、将来は獣医さんなど動物に関係する仕事をしたいと考えていました。

後編を読む

関連リンク
ももろ ホームページ
ももろ Twitter
ももろ Facebook
『ミルクが、にゅういんしたって?!』
※こちらの児童書はももろさんに挿絵をご担当いただきました。


 

イラストレーターももろさん  

後編のインタビューから

-ももろさんがイラストレーターを目指すことになったきっかけとは?
-ももろさんがイラストを描く上で大切にしていることとは?
-ももろさんから子どもたちへのメッセージ

後編を読む

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