OB・OGインタビュー
Catch the Dream - 夢をかなえる力

2013/10/11更新

Vol.002

女優 貴田みどりさん  後編

経験はすべてつながっていて、
それが支える力になる

貴田みどり (きだ みどり)

生後5か月時の大手術の後遺症で難聴に。18歳のときに聴力を全く失う。
3歳からバレエと公文を習いはじめ、
公文は大学生のときに数学・英語・国語の最終教材を修了。
現在はダンサー、女優として舞台で活躍するかたわら、
NHK Eテレ『みんなの手話』にもレギュラー出演中。
※今回は、手話通訳士の方を介してインタビューしています。

親しみやすく明るい笑顔で人気を集めている聾のダンサー/女優の貴田みどりさん。18歳のとき完全に聴力を失った彼女が、夢に向かって前向きにがんばるその原動力とはいったい何なのでしょうか。そこには“家族とのつながり”、そして“自分自身への信頼”がありました。

手話を覚えて、より良いコミュニケーションができるようになった

女優 貴田みどりさん

高校に入ってからどんどん聴力が落ちていって、母の声が完全に聴こえなくなったときはかなりショックでした。それまでも難聴で微かにしか聴こえませんでしたが、母の声を聴いていつも安心していましたから。しばらくは立ち直れず、気持ちにも波がありました。あるとき聾の人たちに出会い、生き生きと手話で会話しているのを見ました。今まで私は普通学校に通っていたので、聞こえないのは私だけなんだといつも孤独を感じていました。しかし聾の人たちとの出会いから私の孤独が消えました。それから気持ちを切り替えました。不安よりも、前に進もうという気持ちになれたんです。

それからですね、手話に真剣に取り組み始めたのは。徐々に聴こえがわるくなって初めて、手話の必要性を痛感しました。母がいっしょに習ってくれたのも大きかった。手話を覚えてくれることによって、手話で悩みの相談や会話ができることがとても嬉しかったです。 周りの聾の友だちから教えてもらって、だいたい2ヵ月で大まかなコミュニケーションを取ることが可能になりました。聾の仲間のおかげであまり大変と思わずに手話を習得することができたと思います。

あと、これは手話を覚えてからの大きな変化ですが、人ときちんと顔を合わせるようになりましたね。今まではそんなことをあまり意識していませんでしたし、正直相手の気持ちをつかみかねることもたくさんありました。手話を覚えてからは、きちんと面と向かって会話するので相手の顔を見て「怒ってるのかな」とか「喜んでいるかな」とか、表情を見ながら良いコミュニケーションができるようになったのではないかと思います。

「手話はむずかしい」という意見を聞きますが、そんなことはないんです。手話には眉毛の上げ下げや目の動きや口の形にも文法的な意味があるので、表情が豊かになります。自分のことを表現するのがあまり得意じゃないと思っている人にこそ、ぜひ手話を習って欲しいと思いますね。

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