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Vol.467 2023.01.17

Baby Kumon 10年の歩み

~これまで語られることのなかった
  Baby Kumon担当者たちの想い~

創始者、公文公が大切にしていた「家庭学習」と「能力開発」。その想いを引き継ぎながら、KUMONは創業以来絶えず、歌・読み聞かせを中心に、親子の絆づくりから、より良い能力開発の姿を追求し続けています。そうした中、乳幼児とその保護者の皆様向けに、2012年にBaby Kumonのサービスを開始し、皆様に支えられてこの度10周年を迎えました。
Baby Kumonはどのような目的で開発され、10年を経てどの様に進化していこうとしているのか。開発・改訂を担当する社員に、その裏側や想いを聞きました。

目次

    Baby Kumon 10周年を迎え、皆様に感謝
    Baby Kumon

    私たちはBaby Kumonを通じて、多くの保護者の皆様と乳幼児への働きかけやその効果について、ともに学ばせていただきながらサービスを提供し続けることができました。
    これも、ご愛顧いただいた皆様、関係者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

    公文公の言葉から学ぶ~生まれたらただちに歌を聞かせましょう~
    Baby Kumon

    公文式学習には、前提として、歌と読み聞かせという考えが深く根付いています。中でも公文式の創始者である公文公(くもんとおる)は、2つの標語を大切にしてきました。
    ―「生まれたらただちに歌を聞かせましょう」
    ―「歌二百、読み聞かせ一万、賢い子」

    乳幼児の可能性の大きさを感じていた公(とおる)は、全国の教室指導者や乳幼児の保護者の方々への聞き取りなどを通じて、能力を大いに伸ばしているご家庭の子どもの特長は語彙が豊富だということが分かってきました。その中で、「能力開発にどうしても欠くことのできない語彙を豊かにするには歌を覚えることがいちばん大切」という気づきと、「歌を200覚えたら、歌詞とメロディーを覚える能力が急成長する」、「乳幼児が歌や読み聞かせや漢字カードをどんなに喜ぶか」という実感を得ていきました。

    「知りたい、見たい、聞きたい、伸びたいと思っている子どもに、たくさんのことを見せたり、聞かせたり、知らせてあげてください」という公(とおる)のメッセージと共に、親子の関わり、歌・読み聞かせの効果、記録をつける大切さなどを多くの方々に伝える活動をKUMONでは注力してきました。

    Baby Kumonの根底に流れる想い
    Baby Kumon

    これらの思想や言葉は、常日頃から関係者、指導者、社員の合言葉になっています。こうしたことから、様々な方面での乳幼児への働きかけ活動を積み重ねてきましたが、その一方で、世代交代を重ねる中、積み重ねてきた乳幼児教育への工夫や知恵、情熱の継承も大切にしたいと考えていました。

    KUMON誕生から50年を越えて、全国の教室で指導者が「子どもから学んできた」知見を一つのKUMONのサービスとして形にすることで、創始者から続く、乳幼児の成長に貢献する情熱を繋いでいこうと、Baby Kumonのプロジェクトがスタート。

    これまでの実践から得られた一つの共通する想いとして「歌や読み聞かせによる、豊かな言葉での親子のやりとりを通して、親子の絆を育み、同時に伸びる土台作りをしてほしい」ということがあります。それこそが、子どもが将来伸びていく一番大切な方法だということを多くの子どもたちから学びました。また開発の過程では、脳科学や発達心理学を専門とする有識者の方々との長期にわたる検証も積み重ね、「Baby Kumon」というサービスが誕生したのです。

    同時に、「子育ての孤立化、共働き、情報の多様化などの環境の中、答えのない子育てに取り組んでいる方々へ、少しでも安心して子育てをしてほしい」、「それぞれのご家庭とお子さまに合った“ちょうどの子育て”を見つけてほしい」という想いがベースとしてあります。
    KUMONでは、何をするのかよりも“何をしないかの考え方”で、シンプルに実践できることを大事にして、「親子の絆づくり」と「伸びる子どもの学びの土台づくり」をコンセプトに「これをやったら大丈夫」と安心して楽しんでいただけるプログラムとしてBaby Kumonを構築してきました。そのプログラムだけでなく、Baby Kumonに通っていただく教室の指導者とのやりとりも、保護者の皆様の安心につながるようにと考え、社員と指導者が一緒になって、より良いサポートを目指しています。

    関わった人たちからの声
    Baby Kumon

    KUMONの仲間である全国の教室指導者と共に、数多くの議論や検証を行いました。プロジェクトをスタートした当初は、各方面から様々な厳しいお声を頂くことも少なくありませんでした。

    しかし、その声に真摯に向き合いながら、子どもの発達に合わせて構築されたBaby Kumonセットの開発と、親子にちょうどよい豊かな子育ての実現につながる指導者と会員とのBaby Kumonタイムで構成されたサービスをご提供するとともに、その背景にある脈々と繋いできた想いや考えを伝えることを続けてきました。

    この10年を経て、Baby Kumonを通して成長してくれた親子の事例が集まり、その効果や価値を感じていただける土台が出来上がりつつあることは、とてもうれしく、皆様にとても感謝しております。

    Baby Kumonの開発担当者が大切にする想い
    Baby KumonBaby Kumon戦略推進チーム
    三浦、堰口
    梶原、岸本

    Baby Kumon は、2012年リリースからの10年間の中で、多くの親子にご利用いただいてきました。
    そしてこの度、Baby Kumon10周年を記念して募集した「Baby Kumonをやっててよかった」という保護者の皆様からは、「Baby Kumonを始めてから、子どもの変化・成長を見つけられるようになりました」「毎回、指導者のわが子への声かけが温かく、私自身が気付かない成長に気付いて下さり、感謝しています」といった声をいただき、Baby Kumonが親子の楽しい子育ての実現に役立てたことを嬉しく思っています。
    同時に、教室指導者からも、「Baby Kumonは『親と子の絆づくり』という言葉がぴったりな活動だと感じています」「Baby Kumonを通じて、ママ・パパが前向きに我が子を見守り、一緒に成長していく様子を見せていただいています」というお声もいただき、指導者も親子に寄り添いながら、Baby Kumonの価値を感じられていることが見えてきました。

    私たちは、これからもより一層、多くの方々にBaby Kumonの価値を感じていただけるよう、伝え続けていきます。また、Baby Kumonは、これからも、Baby Kumonの根底にある、親子の絆を大切にしていくとともに、時代の流れやニーズに合わせ、子育てしている会員の方々を応援するサービスであり続けたいと思います。

    <Baby Kumonとは>
    「親子の絆をはぐくみ、まなびの土台をつくる」をコンセプトに、歌と読み聞かせを中心とした親子のやりとりをご家庭で楽しんでいただくための「Baby Kumonセット」と、月に1回くもんの指導者から親子のコミュニケーションについてのサポートを受けられる「Baby Kumonタイム」を組み合わせた、0-2歳台のお子様とその親を対象にした教育サービスです。
    この度、10周年の感謝をお伝えする特設ページがオープンしました。

    ▶ Baby Kumon10周年特設ページ

     

    関連リンク Baby Kumon公式Instagram Baby Kumonサイト くもんいくもん♪チャンネル|YouTube

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