第1回:「子どもの家庭学習の現状」と「子どもの家での過ごし方」
第2回:学習指導要領の改訂の認知と評価について(今回)
第3回:保護者の将来の見通しとわが子への期待について
学習指導要領の改訂を知らない保護者は44.9%
【調査概要】 調査方法:インターネット調査 調査対象:小1~小3の子がいる世帯の母親1,000人、父親200人 調査期間:2017年11月24日~11月28日 |
2018年から一部の小学校で先行実施、2020年からは全面実施される新しい「学習指導要領」。2017年に内容が告示されましたが、その改訂についてどれくらい知っているのか、小1~小3の子がいる保護者に聞きました。
その結果、44.9%の保護者が「改訂されたことも改訂された内容も把握していない」という結果となりました。
「英語の教科化」「プログラミング的思考の育成」「学ぶ方法としてのアクティブラーニング」は認知が高め
改訂の内容についてどれくらい知っているかを聞いたところ、「小学校の外国語教育の教科化」は31.9%、「プログラミング的思考の育成」は30.8%、「学ぶ方法としてのアクティブラーニング」は30.0%の保護者が「知っている」と回答。また、改訂の内容を聞いて、それを「評価する」と答えた保護者の割合が高かったのは、「学ぶ方法としてのアクティブラーニング」(32.6%)、「答えが一つではない課題に子どもたちが向き合い、考え、議論をする」(31.5%)など、学び方についての改訂についての評価が高いという結果でした。
最後に、今回の改訂について「全体として好ましい」と回答した保護者は、46.4%でした。
子育て中の方々にはぜひ、お子さまが学校で学ぶ内容や方法がどのように変わるのか、知っていただきたいと思います。年度替わりの学校の説明会や懇談会等で、学習指導要領の改訂についての説明があったら、ぜひ耳を傾けてみてください。
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