「清掃」と「公文式」との共通点は「時間管理」
スタッフの可能性に大きな期待
![]() 浅川友佑さん |
入社して1年半のジョブコーチの浅川さん。ご自身は幼児から中学生まで公文式を学習していたという浅川さんに、公文式の効果について、どのように感じておられるかをうかがいました。
―― ジョブコーチとしてスタッフの皆さんと過ごされてきて、公文式学習についてどのように感じていますか?
浅川さん: 一番は、コミュニケーションが取れるというところにあるのかなと思っています。もちろん、一日の振り返りでコミュニケーションをとっているのですが、それは清掃業務の話がメインになります。でも、公文式のプリントを通してコミュニケーションをとる時には、細かい性格的なところも見えてきたりして、スタッフ一人ひとりのことを知るいい機会になっていると感じています。
―― 公文式学習と仕事とのつながりはありますか?
浅川さん: たとえば、文字を枠からはみ出して書いてしまうスタッフは、仕事のうえでも書類をぐしゃぐしゃっと折りたたんで持ってきたりするんですね。でも、「教材を大切に扱いましょう」ということを教えていくうちに、仕事の書類も大切に扱うようになってきているんです。そうした部分も公文式を通じて教えることができるんだなと感じています。
それと、「今月は何枚やる」というふうに目標をたてることで、そのためにはどうしなければいけないのかを考え、時間配分や時間管理をするようになります。それは清掃業務にもつながっているのかなと思いますね。「決められた時間の中で、正しく、丁寧にやる」というのは、公文式学習にも清掃業務にも共通していると思います。スピーディーにやらなければならないけれど、だからといって時間だけを気にしてやると間違いが多くなってしまう。これを清掃に置き換えると、雑にやってしまうとゴミの見落としが多くなり、やり直すことによって倍の時間がかかる。ですので、清掃業務でミスが多くなってきたスタッフには、「公文でもこうだよね」と言ったりして、「どちらも同じ」ということを伝えるようにしています。
―― これから、どんなことを期待されていますか?
浅川さん: 公文式学習を通して、スタッフのできることが多くなるにつれ、「もっとこういうことができるようになったらいいな」とか「こういうこともできるようになるのではないか」という可能性を感じています。ですから、私自身がすごく楽しみですし、スタッフの成長について期待感をもちながらやらせてもらっています。