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KUMONグループの活動  2018/06/26更新

Vol.262 国語も算数もKUMON―株式会社ドコモ・プラスハーティ  

メンタルヘルスケアにも
社会性の向上にもつながる
公文式による学習意欲 の広がり

ドコモグループ各社の障がいのある方たちの採用支援に取り組むドコモ・プラスハーティ。重度の知的障がいのある方たちを採用し、障がいの有無に関係なく、理解し合い、助け合いながら、安心して働くことのできる環境づくり・人材育成を行っています。同社、池袋センターでは、2013年10月から知的障がいのあるスタッフへの公文式学習を導入。週5日、国語と算数の集合学習が、それぞれ30分ずつ行われています。公文式を導入したきっかけや学習効果について、お話をうかがいました。

公文式導入で広がった会話の幅
「できるようになりたい」気持ちで前向きに


学習中のYさん

次に、ジョブコーチとしてスタッフの指導にあたっている浅川友佑さんに、実際の学習の様子や、導入後の変化についてお話をうかがいました。

まずは、毎週末には映画館に通うほど映画が大好きなYさん。過去の映画から最新の映画まで、聞けばすぐにタイトルや公開日を教えてくれます。公文の学習では、特に算数が楽しいというYさんについてうかがいました。

―― 公文式導入後、Yさんにはどのような変化がありましたか?

浅川さん: Yさんと一緒に学習をするようになって、まだ1年ほどなのですが、最初の頃は、会話が「オウム返し」のように私が言ったことをそのまま言うという感じでした。それが、公文式の教材のレベルが上がるにつれて、質問に対して自分が思っていることを伝えてくれるようになりました。どんどん会話の幅が広がってきていると感じています。

―― 例えば、どんな会話をするようになったのでしょうか?

浅川さん: お昼休みには、おにぎりを何分温めるかということを話したり、帰り際には、翌日に持ってくるペットボトルの数を確認したりするんです。これまでは、いつも私の方が「何分温めますか」とか「明日はペットボトルを○個だけ持ってきてください」と言っていたのが、今ではYさんの方から「おにぎり、何分温めます」「明日はペットボトル○個、持ってきます」と伝えてくれるようになりました。先月より今月、というふうに変化がみられています。会話のキャッチボールができるようになったという部分では、私たちコーチの中でも「今伸びているよね」という話をよくしています。

―― Yさんが公文を楽しそうにやっている様子は、どういうところから感じられますか?

浅川さん: たとえば、ずっと同じところを間違っていたのが、今月になってできるようになると、お昼休みに私のところに来て、「ここができるようになりました」と教えてくれるんです。「あぁ、公文が好きなんだなぁ」と実感しますね。毎日、学習の最後にはその日やった枚数分だけ学習記録表のマスを塗っていくのですが、Yさんはその作業が大好きなんです。自分がここまでやったんだ、というのが形として見えるのが嬉しいのだと思います。

―― 仕事には何かつながっていますか?

浅川さん: はい。「ここは新しくこうなったので、こういうふうに清掃してください」と言うと、それに対してきちんと返答してくれるようになった、という話は他のコーチからも聞いています。

お二人目は、スポーツを見たり、散歩をしたりして体を動かすことが好きなOさん。テレビでは、メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍をよく見ているそうです。公文式では「自分の頭で考える計算が好き」と語ってくれたOさんについてうかがいました。


清掃業務中のOさん

―― Oさんの学習意欲については、どんなふうに感じていますか?

浅川さん: Oさんは算数が好きで、特に筆算が得意です。一方、国語は少し苦手なのですが、それでもとても熱心に勉強しています。以前は濁音を苦手としていたのですが、お昼休みに私のところに来て「できるようになりたいです」と言ってくれまして、それから2か月ほど一緒に練習しました。それでだいぶできるようになって、教材が進みました。今は助詞の壁にぶつかっているのですが、お昼休みに自分で予習をしています。そんなふうに、Oさんはいつも前向きで熱心に公文に取り組んでいます。

岡本さん: Oさんはご自身では国語に苦手意識があるかもしれませんが、実は一昨年の「就労フォーラム」で事例としてあげさせてもらうほど、3年目に国語の成績が一気に伸びました。おそらく語彙の積み重ねだと思うのですが、読解で満点が取れるようになったんです。字形にしても、最初の頃とはまるで違います。「止め」や「はね」が、ほとんど見られなかったのが、今ではとても丁寧で、お手本のような字を書けるようになっています。

「清掃」と「公文式」の共通点とは?

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