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Feature Report - 進化し続ける活動
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KUMONグループの活動  2018/06/26更新

Vol.262

国語も算数もKUMON―株式会社ドコモ・プラスハーティ  

メンタルヘルスケアにも
社会性の向上にもつながる
公文式による学習意欲 の広がり

ドコモグループ各社の障がいのある方たちの採用支援に取り組むドコモ・プラスハーティ。重度の知的障がいのある方たちを採用し、障がいの有無に関係なく、理解し合い、助け合いながら、安心して働くことのできる環境づくり・人材育成を行っています。同社、池袋センターでは、2013年10月から知的障がいのあるスタッフへの公文式学習を導入。週5日、国語と算数の集合学習が、それぞれ30分ずつ行われています。公文式を導入したきっかけや学習効果について、お話をうかがいました。

存在を肯定する「ほめる」「認める」が
気持ちの安定化と翌日のモチベーションに

まず初めに、公文式導入の経緯について、株式会社ドコモ・プラスハーティ業務運営部担当部長の岡本孝伸さんにうかがいました。


岡本孝伸さん

―― 知的障がいのあるスタッフの皆さんが、どのような仕事をされているのか教えてください。

岡本さん: 障がいのあるスタッフと指導員(ジョブコーチ)が共に行う「チャレンジドハウスキーピングシステム®」を導入し、現在は全国6カ所の拠点で79名の知的障がいのあるスタッフたちが清掃業務にあたっています。そのうち、東京の拠点の一つである池袋センターでは、事務室、休憩室等の衛生管理(消毒清掃)を実施。清掃スタッフ18名に対し、指導者であるジョブコーチが4名います。「清掃業務」と言っても、私たちが目指しているのは「プロフェッショナル」。ジョブコーチは国際医療福祉教育財団認定の「環境衛生士」の研修を受講し資格を取得。最高基準の病院清掃のやり方をベースとし、使用している用具や洗剤もプロ仕様のものを揃えています。

―― 公文式を導入しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

岡本さん: 開設当初、障がい者雇用で採用したスタッフが6名いたのですが、そのなかにダウン症のスタッフが1人いたんです。それで、「ダウン症の退行」について調べていたのですが、訪れたオープンセミナーで、偶然隣席に座っていたのがKUMONさんの社員の方だったんです。その方から「障がい者施設では公文式を導入しているところもある」というお話を聞いて興味を持ったのが最初のきっかけでした。セミナーの主催者に紹介していただいた講師の先生に、その時こう言われたんです。「障がい者にも学習支援は大事。社員の方に研修をやるのと一緒ですよ」と。その言葉に背中を押されて、「なるほど。うちの会社でも導入してみようかな」と思ったのが最初でした。翌年、2期生の8人が入って、14名から始めました。

―― なぜ、公文式を導入しようと思われたのでしょうか?

岡本さん: 知的障がいのある方の定着にあたって、課題の一つとして「老化・退行への効果的な対策」はどうしたらよいのかというものがありました。清掃業務の手順がわかってくると、作業としては単純になってしまい、刺激が少なくなってくるだろうという懸念があったんです。そこで、何かスタッフに刺激を与えられるものがないかと思っていたところ、KUMONさんが高齢者施設で行っている「学習療法」に近いことが公文式学習でできるのではないかと思ったんです。

―― 実際に導入してみて、いかがでしたでしょうか?

岡本さん: 公文式は、脳への刺激だけでなくメンタルヘルスケアの部分でも効果があると感じています。公文式では、「ほめる」「認める」を大切にしています。「ほめる」「認める」というのは、つまりは存在を肯定すること。スタッフたちは、これまでおそらく、社会に適合してもらおうと、周りから注意を受けてきたことの方が多かったと思うんです。そういうスタッフたちにとって、肯定されるということは非常に大切なことなのではないかなと。

今では刺激を与えるという以上に、メンタルヘルスケアの意味で、公文式の重要性を感じています。たとえ業務で失敗をしても、その後のプリント学習で、100点をもらってほめられて笑顔で帰ることができれば、翌日の仕事への活力にもつながるし、メンタルの面での安定感が期待できる。そうすると、社会性の向上にもつながっていきます。私は、重度の知的障がいのある方たちにとって最も必要なのは、メンタルヘルスケアの部分だと考えています。そして、その部分を公文式学習が担ってくれていると感じています。

公文式導入後のスタッフの変化とは?

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