KUMONトピックス
Feature Report - 進化し続ける活動
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KUMONグループの活動  2014/02/04更新

Vol.022

外部から見たKUMON-外部識者  

心理学、認知リハビリ、脳科学、
小児科から見た公文式
外部識者が発信する新たなKUMONの価値

"KUMONでは外部研究者や専門家の方々と、子育てや教育に関する協働活動や共同研究を続けています。こうした活動を積み重ねるうち、外部識者の方々がご自身の講演や著書のなかでKUMONを紹介してくださることが増えてきました。今回は外部識者の著書に登場する「公文式」です。
※各著書内のKUMONに関する記述は、こちらから依頼したものではありません。念のため。"

発達心理学から見ると… 学習そのものが動機づけ


『幼稚園と保育所は一つになるのか』
お茶の水女子大学名誉教授 藤永保 著
(萌文書林 2013年4月刊)

まずは、『KUMON now !』2013年9月のスペシャル・インタビューVol. 001(関連リンクからどうぞ)にご登場いただいた、日本の発達心理学のパイオニア的存在、藤永保先生(お茶の水女子大学名誉教授)の著書『幼稚園と保育所は一つになるのか』(萌文書林)から。「第10章 就学前の“成育”課程」のなかで、就学前に養いたい大切なことのひとつに「内発的動機」(やってみたいという気持ち)がある、と述べたあとの一節です。

…この動機づけをうまく活用しているのは、公文教育研究会であろう。公文方式では、ちょうどの学習を唱え、その子にもっとも適したレベルの教材から出発する。易から難へ、さまざまなレベルに対応する教材が用意され、それに挑戦するごとに進歩――成長の感覚が充足される。これも巧妙な動機づけのあり方だ。

スズキメソードと公文教育は日本発で世界に浸透した二大教育方式であり、それだけの普遍性をもっているといえようが、ともに中心はその動機づけの方法にあることは興味深い。… (原文のまま)

認知リハビリテーションから見ると… 認知リハビリの教材として最適


『高次脳機能障害』
国立成育医療研究センター
発達評価センター長 橋本圭司 著
*執筆時は東京慈恵会医科大学に勤務
(PHP新書 2007年1月刊)

つぎはリハビリ医である橋本圭司先生(現在、国立成育医療研究センター発達評価センター長)は、『高次脳機能障害』(PHP新書)のなかでこう記しています。「第6章 高次脳機能障害のリハビリテーション」で、APTというスウェーデンで開発された認知リハビリテーションでよく使われる、主に注意機能改善を目的とした訓練材料を紹介したあとの一節。

…APTは非常によくできた訓練ですが、やってみるとわかるように、とても疲れるうえ、親しみが持てる訓練とは言い難い側面があります。日本には、認知リハビリテーションという分野ではありませんが、上記の条件を満たす、非常によくできた認知ドリル(学習ドリル)があります。学習ドリルは、国語、算数・数学、英語の三教科がそろっており、幼児教材から大学教材までスモールステップに構成されているので、認知リハビリテーションの教材としては最適です。

以前、われわれのグループと公文公教育研究所で共同研究を行ないました。算数・国語の教材を毎日、一日十枚以上を、原則として六カ月間、脳外傷後の高次脳機能障害の患者さんにやっていただいたところ、神経心理学的検査において知覚統合、情報処理、注意の持続性・安定性・選択性の向上が、かなりの症例に見られました。… (原文のまま)

脳科学から見ると… 読み書き計算が脳にもたらす意外な効果


『さらば脳ブーム』
東北大学 加齢医学研究所 教授 川島隆太 著
(新潮新書 2010年11月刊)

公文式教材が認知リハビリの教材になるとは、われわれには驚きでしたが、脳科学から見ると、また別の効果があるようです。川島隆太先生(東北大学加齢医学研究所教授)の著書『さらば脳ブーム』(新潮新書)の「第二章 ファミコンするより公文しろ!」には、つぎのように記されています。1997年、『別冊宝島』の取材記事をきっかけに公文と出会い、その教育法や学習効果に興味をもち、公文が障害児教育をしているのを知ったころをふり返っての記述部分です。

※川島先生は『KUMON now !』スペシャル・インタビューのVol. 006にご登場いただいています。

…発達障害児の教育に携わっている公文式教室の先生方の「感覚」では、読み書き計算の学習を行っているうちに、教室で他の子どもと一緒に座っていられるようになったり、行儀がよくなったりと、社会性の発達を示唆することが多々起こるらしいことも知った。半信半疑で聞いてはいたが、もし、これが事実とすれば、読み書き計算のドリル学習による緩やかなワーキングメモリー・トレーニングが、社会性の発達という、はるか遠くの認知機能まで改善させている可能性がある。

そこで、1998年に~(中略)~読み書き計算の学習が認知発達障害児の認知機能発達に与える影響の調査研究を、公文式の教室に通っている認知発達障害児を対象に行った。障害の種類や程度、何歳くらいから学習を始めたかなど、条件によって効果は異なるものの、平均的には小学校低学年以下の小さい頃から学習を開始すると、多くの障害児で、前頭前野機能検査のスコアが改善しやすいこと、学習後に確かに社会性が身についていく変化が起こる場合があることを確認することができた。この結果を見て、読み書き計算がかなり広い範囲で般化効果を示すことに確信を持つようになった。… (原文のまま)

小児科から見ると… 「読み聞かせは公文式教室で」


『人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる』
福岡新水巻病院 周産期センター長 白川嘉継 著
(東洋経済新報社 2013年8月刊)

さて最後は、日本を代表する新生児医療のエキスパートのおひとり、白川嘉継先生(福岡新水巻病院周産期センター長、小児科)の最近刊『人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる』(東洋経済新報社)から。「第5章 脳の発達に合わせた0歳から2歳までの育て方、11のコツ」で、医学的にメンタル的に、そしてお母さんの立場になって脳の発達をわかりやすく解説し、そのしめくくりとして「絵本の読み語り」の説明をするなかでの記述です。

※白川先生は「絵本の読み聞かせ」を「…読み語り」と表現されています。

…このような(編集部注:「読み語り」のこと)相互作用は親子のつながりを強める非常に有効な手段となります。早期教育の有効性も説かれていますが、それよりも親子のコミュニケーションを重視してほしいと思います。

ただし、子どものときに「読み語り」をしてもらっていない親は、自分の子どもに「読み語り」ができないということもあります。その場合は練習も必要です。私は「読み語り」の苦手なお母さんには、公文式教室をすすめています。公文式教室の先生方はほめ上手で… (原文のまま)

絵本と公文。意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、KUMONが歌と読み聞かせに取り組みはじめてから約30年(関連リンクからどうぞ)がたち、こうした形で公文式教室と教室の先生方を評価していただくことは嬉しい限りです。

それでは、今回はここでいったんのピリオドとします。

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