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調査・研究・アンケート  2013/09/17更新

Vol.003 "歌と読み聞かせ”を科学する  

医療現場でも注目される
“絵本の力”とは?
KUMONが“歌と読み聞かせ”
おすすめする理由(わけ)
子どもたちから学んだ「歌と読み聞かせの大切さ」

KUMONが歌と読み聞かせに取り組みはじめて約30年。その効果も科学的に解明されました。2013年9月には、小児科の学会でその実践と研究成果をご紹介する機会に恵まれたこともあり、これまでの経緯も含めまとめてみました。

小児医療の最前線でも“絵本の力”に注目

8月30日~9月1日、福岡市で第23回日本外来小児科学会年次集会が開かれました。小児医療におもちゃや絵本を活用する取り組みは以前からあり、この学会でも「小児医療の向こうに“絵本の力”をみつけよう」と題したシンポジウムが催されました。そのなかで短い時間でしたが、KUMONの歌と読み聞かせの実践や外部との共同研究についてご紹介させていただきました(発表者:弊社共同研究チーム・佐々木丈夫)。この機会をいただいたのは、シンポジウムを企画された福岡市の小児歯科医の先生が、後述の共同研究を知り、ぜひ話をしてほしいという依頼をしてこられたからです。

このシンポジウムでは、シンポジストの方や参加者の方たちから、「絵本を読んでもらうことは愛の体験」「読み聞かせで、子どもは自分が愛されているという時間と空間を体験でき、親子の絆がより強くなる」「育ちの基本は、眠る・食べる・遊ぶ(→のちの学びにつながる)・愛の体験だが、読み聞かせは遊ぶと愛の両方につながっている」「患児の心のケアにとても効果が高い」といったお話がありました。小児医療の最前線で読み聞かせが大切にされている、医療の一部としてとらえられていることがわかり、まさに“絵本の力”が会場に満ちたシンポジウムでした。

“歌と読み聞かせを科学する”共同研究

さて、時間はさかのぼって…。KUMONが歌と読み聞かせに注目したきっかけは、1980年代半ばに実施した“就学前に中学相当以上の教材を学習するようになった子どもたちの成育歴調査”でした。調査の対象となった子どもたちの成育歴でほぼ全員に共通していたのが、“ご家庭での歌と読み聞かせ”だったのです。これは、私たちKUMONにとって大きな学びとなりました。

こうして歌と読み聞かせへの取り組みがはじまったのですが、私たちは当初、「歌と読み聞かせで豊かな言葉が育つため、公文の教材を学習すると、どんどん先の教材へ進んでいけるのだろう」と考えていました。しかし、保護者の方たちへの聞き取りや外部の専門家(心理学者・教育学者など)との議論が進むと、「歌と読み聞かせによって、言葉以前に、親子の絆が強く・太く育まれ、これが学びの土台をよりしっかり形づくるらしい」ことがわかってきました。

そして、2006年からは外部研究者(脳科学者・心理学者)と歌と読み聞かせに関する共同研究をスタートしました。その結果、「歌いきかせ・読み聞かせが、子どもたちの脳の辺縁系(情動の源・心の脳)に働きかける」、つまり、これまで経験的に知られていた「歌や絵本は情動や感情豊かな子に育つのに役立つ」ことが科学的にも解明されたのです。

※上記の共同研究の詳細は、2013年10月分の『KUMON now!』スペシャルインタビュー、泰羅雅登先生(東京医科歯科大学大学院教授)のお話にでてきます。ぜひご覧ください。

「絵本の読み聞かせを通して、わが子の成長がよくわかります」Baby Kumon 一周年

これまでの歌と読み聞かせの実践をふまえ、KUMONでは0・1・2歳の親子向けに昨年6月から、新しい教育サービス・Baby Kumonをスタートさせ、一周年が過ぎました。

全国約1万の公文式教室でBaby Kumonを提供していますが、「泣いてぐずったときでも、お気に入りの歌をうたうと笑顔になるのが不思議!」「絵や文字を指さしたり、顔を合わせて笑ったりと、絵本の読み聞かせで、わが子の成長がよくわかります」「わが子の成長をいっしょに喜んでくださるくもんの先生の言葉を聞くのが楽しみです」などなど、たくさんのお便りを全国のお母さん方からいただくようになりました。こうした数多くの声に耳を傾けていると、歌と読み聞かせが、親子の絆はもちろん、子どもたちの育ちの土台、あるいは根っこを育んでいるのだと強く実感できます。

関連リンク

0・1・2歳の親子のためのKUMON
Baby Kumon
歌や読み聞かせなどの「ことばのやりとり」を通して親子のきずなを育み、伸びる子どもの土台をつくる。
詳細をみる

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