選択肢にぶつかったらユニークな方へ向かう

幼稚園の頃に鉄腕アトムの漫画を読んで、ロボットを作る科学者になりたいと思っていました。でもその後興味は移り変わり、釣りやスキー、自動車など、その時々で色々なものに熱中していました。附属高校から立命館大学の文系学部に進学し卒業が近づいてきたときに、やはり物を作る仕事がしたいと考えるようになりました。たまたま第一志望だった会社の採用試験に落ちてしまったこともあり、1年間勉強して京大の工学部に入り直しました。その時に、自分自身にとっての物作りへの興味の原点でもあるロボットの道に進むことにしたのです。そして、卒業と同時に自分で会社を興し、10年が経ちました。このように、2度大学に行ったり、起業したりと、人とは違う人生になってしまいました。
目の前に選択肢がある場合、たいていの人は無難な道に進みたがります。たとえば車を買うとき、壊れなさそうな皆が乗っている車種を選びがちです。でももし、同じ値段の中古のアメリカ車と迷っていると友達に相談すれば、相手はこのリスキーな中古アメ車を勧めてくるでしょう。他人事だからと無責任に面白そうな方を推してくるのです。もちろんそんな変な車を買えば苦労も多いかもしれないけど、故障を直すために部品を海外から取り寄せたり、自分で修理したり、同じ車に乗る人たちと情報交換をしたりと、いろんな経験をすることができる。ということで、何か迷った時には、悪友目線でユニークな選択肢を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。きっと色々と面白い出来事が起きるはずです。