美しい文字で人間関係も良好に
株式会社公文エルアイエル(代表取締役社長 津田美衣子)は、公文式の特長を書写の分野に活かした「公文書写教室」を展開しており、幼児からご高齢の方まで、全国で10万人を超える幅広い世代の方々に学んでいただいております。
中でも、仕事で自由な時間を確保しづらい社会人の方々の入会者数は、コロナ禍を経てもなお順調に推移しており、入会動機やその背景を探ると、ビジネスシーンや生活の中における「美しい文字」が持つ様々な価値が見えてきます。そこで、本リリースでは事例も交えながら、社会人「書写」学習者の実際をご紹介します。
※本リリースでは、公文書写教室入会時アンケートで「仕事を持っている」と回答した成人を「社会人」と表現しています。
※2023年9月10日より公文書写教室の無料体験がスタート!お申込みは公文エルアイエル公式ウェブサイトから。
【調査概要】
調査方法:社内データ集計
対象者 :入会時アンケートに「仕事を持っている」(18歳以上の成人)と回答された方
調査期間:2013年~2022年(各年度入会者数)
このグラフは公文書写教室の、過去10年の社会人入会者数を調べたものです。公文書写教室全体では、毎年平均で28,000名ほどの入会者がいます。コロナ禍の影響により、2020年度の社会人入会者数は大きく減少したものの、その割合は12%~15%と堅調に推移しており、この10年で40,054名の社会人が公文書写教室に入会をされています。
一般的に「書写」や「書道」は子どもが学習をするものというイメージが強く、社会人が教室に通うことは、決してハードルが低いわけではないはずです。また、美しい文字は実生活に役立つという認識があったとしても、通室に必要な時間や費用の問題もあるでしょう。それでも、多くの社会人の方々が公文書写教室に入会される背景には、何があるのでしょうか。
社会人入会者について、公文エルアイエルが実施した社内外のアンケート調査と学習者インタビューを含めた担当者の考察です。
「文字に自信がない」「もっときれいに書きたい」という理由が最多です。具体的には、「仕事で必要」「手紙・年賀状を手書きにしたい」「周囲から勧められた」などがあります。実生活の中で一番多いのは、「冠婚葬祭の芳名帳、祝儀・不祝儀袋で困ったから」というものです。職場でパソコンを使用することがメインでも、事務連絡や感謝の言葉をちょっとしたメモで残す時は手書きになります。その文字を気にかける方も多いです。
社会人の学習者にはこれが最大の課題です。継続している方に伺うと、学習時間の工夫にありそうです。「休日や昼の休憩時間に集中して取り組む」「朝や夜に書く習慣をつける」など、自分なりのルールを作って励み、長時間ではなく「選択と集中」で、仕事と上手に両立しています。
多忙な日々の中、「文字を書く時間が、心を落ち着けられる」と感じる方も多く、楽しむことが大切な要素になっているようです。
文字がきれいになれば、仕事でもプライベートでも役に立つことは多いでしょう。印象が良くなり、好感度が上がることで、結果としてコミュニケーションが深まることがあります。
また、人前で文字を書くことに抵抗感がなくなり、周囲の人からほめられると、自己肯定感も生まれます。「人から文字をほめられ、何事にも自信が出てきた」「生活の中の文字の執筆を頼まれ、人の役に立つことがうれしい」など、実用だけでなく、他の方からの評価でモチベーションによい影響も出てきます。
思い立って通信学習を申し込んだものの、長続きせずにリタイアしてしまう経験も多いようです。気軽に始められる反面、仕事やプライベートで予定が入ると、どうしてもそちらを優先しがちでしょう。通信学習で続かなかった方が、あらためて教室に入会するケースは珍しくありません。「教室という場所」「支えてくれる先生」「一緒に学ぶ仲間」の存在は大きく、「一人ではないから頑張れる」という理由は頷けます。
公文エルアイエルでは2018年に、「美しい文字に関する意識調査」を実施しました。その中から、「文字の美しい人の印象」を紹介します。
※30歳以上男女600名 複数回答可
公文エルアイエル実施「美しい文字に関する意識調査2018」より
https://www.kumon.ne.jp/press/9863/
「文字の美しい人の印象をお答えください」という質問の回答です。どれもビジネスシーンや生活の中において、よいイメージで信頼につながるものですが、美しい文字だけで「賢い・知的」という強いインパクトを与えるのは興味深いです。また、内面的な性格・性質を思わせるものが多いようです。パソコン全盛の時代、職場で手書きの書類は少ないですが、美しい文字は「装い」の一つとして、人を引きつける魅力があります。
ここで、一人の学習者を紹介します。仕事で忙しい中、学習を継続するうちに、文字の上達だけでなく、人間関係にもよい成果を感じている方です。
Tさんは小学生の頃からの夢であった消防士になり、日々活躍されています。コロナ禍においては、職業柄大変な状況でしたが、そのような中、くせ字を直そうと一念発起して2020年に入会。
仕事は昼夜を問わず緊張の連続で、シフト制の厳しい勤務です。朝までの勤務でそのまま教室に通うこともあり、睡魔との戦いの日もありますが、「きれいな文字を書きたい」との思いは強く、継続を大切に考え、くり返し学習するうちに上達し、自信も出てきています。
結婚された際は式の招待状を自ら書き、その後も夫婦で手紙の交換をされているそうです。同僚との連絡、コミュニケーションで、仕事の現場でもきれいな文字は活きています。自身の気持ちも変化し、家族・同僚との絆も深まったというエピソードをご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。 公文書写-手書き文字で深まる人の絆|KUMON now! トピックス
インターネット時代にあっても、温かい心や相手を想う気持ちをより深く伝えたい時、手書きの美しい文字はこれからも大きな役割を担っていくことでしょう。
9月10日(日)~30日(土)、無料体験学習を実施します。
期間中、週1回の学習を3回まで体験できます。
文字を書く楽しさや、美しい文字を書ける喜びをこの機会に感じてみませんか。
公文エルアイエル公式ウェブサイトより、お近くの公文書写教室へぜひお問い合わせください。
https://www.kumon.ne.jp/lil/
リリースPDF「0901_この10年で4万人の社会人が始めた公文書写 美しい文字で人間関係も良好に」
公文教育研究会 TEL 03-6836-0030