IT業界から教育の世界へ
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ガリア・イバノバ先生は、イギリスやオランダ、ドイツで20年近くIT業界に身をおいていましたが、IT管理者として務めるより教育に携わりたいと考え、ドイツで英語教授法を学ぶようになりました。
そんなある日のこと、ガリア先生はロンドンの友人宅で10歳の娘さんが一心不乱に公文の数学教材に取り組む姿を目にし、生徒の自主性を引き出すこの学習法に惹かれていきます。
そこでブルガリアでも教室を開きたいとKUMONのオフィスに連絡しましたが、当時は教室展開の計画はなく、待つこと1年、ようやく念願がかないました。
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IT業界での経験を活かして事業計画を立て、できるだけ多くの子どもたちが通えそうな立地や会場を選定したというガリア先生。
10月16日に行われたオープニングセレモニーでは、KUMONブルーのケーキを食し、「子どもたちの自己認識を高め、子どもたちが未来を切り拓き、楽しい子ども時代を過ごし、自らの夢や目標に近づくお手伝いをしたいと思っています」と抱負を語りました。
もっとやりたい
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ヴァルナ・シティ教室の第1号生徒は小学校1年生のリオン君です。
公文式教室では学習を始めるにあたり「学力診断テスト」を受けますが、リオン君は9+7や7+0などの問題を解いただけでなく、テストの採点を待つ間もヒントを参考にしながら3桁の筆算のプリントを実際に解いてみせたり、磁石すうじ盤100のコマを並べるスピードを上げようと何度も挑戦したりして、ご両親やガリア先生を驚かせました。
ブルガリアの隣国ギリシャで行われた研修に出会った、自分の力で未知の課題に取り組もうとする子どもの姿が自分の教室でも見られたのです。
ガリア先生は、教員経験のあるお母さまと一緒に、個人別学習法を母国にも根づかせようと意気込んでいます。