天理市で行われた成果連動型支払事業としての「活脳教室」
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公文教育研究会は、2004年より高齢者の認知症予防プログラムである「脳の健康教室」を展開してきました。「脳の健康教室」は、読み書き・計算と楽しいコミュニケーションを交えた学習を行うことで脳機能の維持・改善効果がもたらされることが科学的に実証されています。また通いの場があることで高齢者の仲間づくりや地域の担い手づくりに寄与することが、これまでの研究で示唆されていました。
奈良県天理市では、2017年7月から12月にかけて成果連動型支払事業として「脳の健康教室」(天理市では「活脳教室」と呼ぶ)を開講。「活脳教室」は、天理市在住の高齢者20名を対象とし、学習支援のためのボランティアを「教室サポーター」として募って運営しました。
見える化された「成果」とは?
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*MMSE…認知能力や記憶能力を簡便に検査するもので、11の検査項目で30点満点。22~26点で軽度認知障害(MCI)の疑いあり、22点未満で認知症などの認知障害の可能性が高いと判断される。