環境保護より経済発展が優先されがちな現状を変えてゆくために…法律家としてできること
フィリピン大学卒業時 |
司法試験に合格し法務省に弁護士として登録 |
公文式指導者向けイベント (第36回日本公文指導者研究大会)の様子 |
公文式指導者向けイベントのため来日 修了生としてプレゼンする様子 |
アジアでは各国の環境問題に関する法規制がまちまちで、経済発展を重視するあまり、環境保護が軽視されがちな部分もあります。この現状を変えてゆくため、環境問題がいかに重要な問題であるか、一度失われればもとに戻らないものもあるということも含め、理解を深めていただけるよう、法律家の立場から各国に対して働きかけていくのがHappyさんの仕事です。
また、“Bantay Bata 163”という子どもを守るための福祉団体に参加し、ボランティアとして活動しています。子どもへの過酷な労働や貧困問題、児童ポルノなどから子どもたちを守るために、ホットラインを設けているほか、必要に応じて子どもたちをシェルターで守り、心理的なケアを施すなどの活動を行っているそうです。
Ms. Francesse Joy J. Cordonさんについて
15歳公文式算数を始める。
16歳フィリピンで一番難関と言われるフィリピン大学に入学。
「当時のフィリピンの教育制度では、基礎教育10年(初等教育6年、中等教育4年)、その後、大学や専門学校へ進学したり、就職したりします。現在の基礎教育は12年。」(外務省HPより)
18歳公文式算数・数学の最終教材を修了。
24歳国家試験である司法試験に合格。
27歳現在、アジア開発銀行に勤務。また、フィリピン大学の子どもの人権に関わるプロジェクトのメンバーで、精力的に弁護士として活動中。
子どもたちが、自分を律する力、自学自習力、忍耐力を身につけることができたら、様々な職業に就く可能性がひろがります
Q.子どもの頃はどんなお子さんだったのですか?
A.テレビゲームのような一人遊びも好きでしたけれど、友だちと一緒にかくれんぼなどの外遊びするのも大好きでしたね。私はとくにロールプレイングゲームをプレイすることが好きでしたが、だんだんとゲームでは遊ばなくなりました。というのも、勉強することが私にとって主要な関心事になったからです。何かひとつのことに熱中する性格だったことは間違いないですね。
Q.子どもの頃の夢は?
A.フィリピンの大統領になること! 私が子どもの頃は多くの子どもたちがそんな夢を見ていたと思います。
Q.弁護士を志したのはどうしてですか?
A.両親は弁護士だったのですが、だから必然的にというわけではなく、他の人を助けたい、とりわけ子どもたちを助けたいという思いから志しました。
Q.高校生の頃にKUMONを始めたそうですが、そのきっかけは?
やってみてどうでしたか?
A.高校時代、国内トップの大学への入学を確実なものにしたいと思ったからです。初めはごく簡単な足し算のプリントからでしたが、すぐに高度な内容の教材に取り組むようになっていきました。KUMONはレベルが細分化されていて、自分のペースでステップアップできるのがいいですね。忍耐力ややる気のある子にはとくに有効な学習法だと思います。私はいったん始めたことは最後までやりとげる主義なので、大学入学後も学習を続け、最終教材を修了しました。KUMONで得た知識やスキルは後々、統計学や経済学など他の学問にも大いに役立ちました。
Q.KUMONをひとことで言うと?
A.「秘密兵器(=secret weapon)」ですね。学生時代、私はKUMONをやっていることは秘密にしていたんです(笑)。しかし、今はみんなに勧めています。KUMONの学習をすることで、自分を律する力、自学自習力、そしてチャレンジして学習する経験を通して忍耐力も身につけられます。それらの力をつけることで、弁護士でも作家でも、いろんな職業に就く可能性が生まれてくるわけですから、KUMONは子どもたちにとってとても強い“武器”になりますね。
Q.最後に、日本の子どもは夢を持ちにくいと言われますが、子どもたちに何かアドバイスはありますか?
A.子どもに対してというより大人に対してのメッセージになりますが、子どもが世の中の現実にがっかりして、夢をあきらめさせてしまうのは良くないことだと思います。子どもをリラックスさせて、本当に人生でやりたいことを見つけられるよう助けていくことが大切だと思います。