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Vol.551 2025.04.22

「自分で学ぶ」から「世界とつながる」へ
~「5th Global Network Initiatives」(GNI)開催~

英語 × 自学 × デジタルリテラシーで広がる可能性


公文式学習を通じて育まれる「自ら学ぶ力」。その力が、英語やテクノロジー、そして多様な価値観と出会うとき、子どもたちは大きな成長を遂げます。2025年3月22日(土)、大阪の公文教育会館にて開催された「5th Global Network Initiative(GNI)」は、Kumon English Immersion Activities(KEIA)の一環として実施されたイベントです。KEIAは、英語を使って世界を感じ、視野を広げることを目的とした取り組みで、その代表的な活動のひとつが「Kumon Global Immersion Camp(GIC)」です。本イベントでは、過去にGICに参加した子どもたちと、そのキャンプを支えた様々な国の留学生たち、キャンプスタッフが再集結し、互いの成長や夢を共有しました。参加者同士が刺激を与え合い、未来に向けて新たな学びやつながりを深めることを目的としています。午前中には、子ども向けのテキストプログラミング体験を英語で実施。午後は、小学生から社会人までがそれぞれの成長ストーリーを発表したり、将来の夢について語り合うなど、世代や国籍を超えた交流の場が広がりました。なお、午前のプログラミング体験には、子ども向け教育用パソコン「IchigoJam」を使用。同端末の開発元であるB-Incの協力のもと、英語でコードを書きながら論理的思考力と自学の姿勢を育む学びが展開されました。

目次

    プログラミングで“英語を使って学ぶ”を体感

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    KEIAでは、英語を「学ぶ」だけでなく「使って学ぶ」ことに重きを置いています。午前に実施されたのが、IchigoJam(イチゴジャム)を使った英語によるテキストプログラミング体験です。IchigoJamは、B-Incが開発した子ども向けの小型パソコンで、初心者でも簡単に扱えるBASIC言語を使用しています。今回のワークショップでは、KEIA過去参加者19名とキャンプリーダー8名が参加し、「かわくだりゲーム」「かずあてゲーム」などの簡単なプログラムを、英語で書いて動かすことに挑戦しました。公文が大切にしている「自学自習」の姿勢と、プログラミングに必要な論理的思考力・試行錯誤の繰り返しは非常に相性がよく、英語をツールとして活用しながら学びを深める貴重な機会となりました。

    キャンプを超えてつながるGNI – 成長を語り合う午後の部

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    午後からのGNIプログラムには、小学生GIC参加者39名、大学生以上のOBOG 9名、リーダー9名、スタッフ4名が集結。「過去・現在・未来」をテーマに、以下のようなコンテンツが展開されました。

    Opening Speech by Mr. Enoki (グローバルネットワークチームリーダー)

    榎さんからは、「キャンプから8か月。今日は特別な日です。楽しい活動を通じてお互いを応援し合いましょう」との温かいメッセージが贈られました。

    Ice Breaking: Networking Island

    異なるGIC参加年の仲間たちと、グループ名や当時の活動、現在の自分について質問し合いながら交流。初対面同士も、すぐに打ち解けるきっかけとなりました。

    Dear Future Me – あの時の自分へ、今の自分から

    小学生による発表では、「もっと英語を頑張ろう」「アメリカに行ってみたい」という夢が語られました。
    •小3の男の子は、GIC後に英語学習を開始。野球観戦を目的にアメリカを訪れたいという夢を語りました。
    •小4の女の子は、トランプ大統領のスピーチを聞くようになり、アメリカ文化や英語に強い興味を抱き、日々の生活の中でも英語に触れる努力を続けていると話しました。
    発表後にはOBOGたち(大学生以上の過去GIC参加者)から「その夢、すごく素敵!」「私も応援してるよ!」といったエールが贈られ、世代を超えた温かいつながりが感じられました。

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    My Journey – 成長の軌跡から学ぶ

    GICの初期メンバーたちが登壇し、自らの「その後の歩み」を共有。
    Presenter 1(大学生)
    GICをきっかけに英語への関心が高まり、EIKEN・IELTSを受験。フィリピン、オーストラリアなどを訪問。現在は医療の道を目指して勉強中。
    Presenter 2(大学卒)
    世界を旅した後、パイロットを目指して航空大学校に合格。夢は「空の上からユーモアを交えたアナウンスで世界をつなぐこと」。
    多様な進路と挑戦のエピソードは、参加者にとって大きな刺激となりました。

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    Discussions – 夢や挑戦を語る場

    グループディスカッションでは、「水と自然資源」「GIC後にやったこと」「これからやってみたいこと」などについて意見を交わし合いました。

    Dear Future Me (II) – 未来の自分へ

    参加者はハガキに「これからの自分へのメッセージ」を記入。数年後、未来の自分がこの日をどう思い出すのか—そんな想像を胸に、一人ひとりが将来への一歩を刻みました。

    GNT Family Got Talent & Networking Time

    イベントの最後は、参加者それぞれの個性が輝くタレントショーからスタート。子どもたちやOBOGたちが、ダンスやコメディなどの特技を披露し、会場は笑顔と拍手に包まれました。得意なことを堂々と表現するその姿は、見る人の心を動かし、挑戦する楽しさを再認識させてくれる時間となりました。その後は、軽食を囲んだネットワーキングタイムへ。久しぶりに再会した仲間との再会を喜ぶ声、初めて会った人と意気投合する姿、連絡先を交換しながら未来の再会を約束する場面など、会場のあちこちで活発な交流が生まれていました。このような世代や国籍、立場を超えてつながるネットワークは、これまでGNTの活動を通して築かれてきた、かけがえのない財産です。参加者同士が関係を築き、継続してつながり合い、互いの成長を刺激し合える環境の価値は、決して金銭では測れないものです。こうした「つながりの場」があることで、一人ひとりが自分の歩みを振り返り、未来に向けた一歩を前向きに踏み出す大きな力となっているのです。つながりはひとつ、それぞれの道は多様に。One network. Many journeys.

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催
    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    学びがつながり、未来を照らす

    第5回 Global Network Initiatives」(GNI)開催

    第5回の「Global Network Initiative」を通じて、子どもたちは「英語で学ぶ」「仲間と支え合う」「自ら考えて挑戦する」力を再確認しました。公文式が育てる基礎学力は、こうした未来への挑戦の土台です。子どもたちの夢や思いが、これからもさらに広がっていくよう、KUMONはこれからもその背中をそっと押し続けます。

    関連リンク
    KUMON English Immersion Activities (KEIA)
    くもんイングリッシュイマージョンアクティビティ | Kumon English Immersion Activities (kumon-eia.com)

    Global Immersion Camp (GIC) とは
    KUMON グローバルイマージョンキャンプ GIC(イングリッシュキャンプ) | Kumon English Immersion Activities (kumon-eia.com)

    Global Immersion Camp (GIC) 2024
    Global Immersion Camp 2024終了レポート|KUMON now! トピックス

    第1回Global Network Initiatives (GNI)
    グローバルな視野で考える|KUMON now! トピックス

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