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Vol.511 2024.03.26

会員に聞く!「KUMONの脳トレ」のリアル

脳トレを始めて感じた
効果継続の大切さ

「KUMONの脳トレ」は、これまでに得られた脳科学の知見と教材制作のノウハウをもとに、「少しずつ脳の衰えを感じ始め、何かしたい」という50代以上の中高年・シニア世代を対象とした個人向けサービスです。KUMONならではの音読・計算の教材とすうじ盤を毎日10分程度行い、月に一回脳機能測定にチャレンジ。記録を振り返りながら取り組むことで、過去の自分と対話しながら脳トレを進めることができます。
2023年12月にこのサービスが始まって、早4か月。会員は、日々どのようにトレーニングを行っているのでしょうか。
今回は、サービス開始当初から脳トレを始め、効果を実感している3人の方々に、実践の様子や気づき、効果について聞きました。

目次

    健康に対する意識が変わり、意欲が高まった

    小松原さん
    小松原さん

    会社員の小松原さん(50代)は、大病をしたことをきっかけに自身の体について不安を感じ、その後脳の衰えも気になり始めていました。ちょうどその頃KUMONの脳トレが始まることを知り、興味を持ったそうです。

    ―申し込みの決め手やご自身で今感じている効果を教えてください。

    「子どもの頃公文式教室に通っていたこともあり、KUMONなら信用できると思い、やってみることにしました。最初は速く音読しようとしても口が回らず苦労しました。ところが、1か月が経った頃、しっかり声を出すのと目の動きが同じペースになってきたのに気づき、『これが脳の活性化か!』と音読の効果を実感しました」

    小松原さん

    「かかった時間の変化については、プリントごとに音読の文字数や計算の難易度が若干変わるので、一律には比較できませんが、月1回の脳機能測定では回を重ねるごとに結果が良化しています。脳トレ開始から2か月が経過した2月の脳機能測定では、3つの項目の平均が脳トレ開始時より9歳若くなりました。生活での直接的な変化は今のところ特にありませんが、健康乳酸飲料を飲み始めたり、足踏み運動を始めたり、脳トレを始めたことで、他にも健康のためにいろいろなことをやってみたくなったように思います。意識が変わり、同時に意欲が高まってきたのかなと思います」

    ―脳トレでいいなと思うところはありますか。

    「子どもの頃公文式算数・数学を学習していたこともあり、計算は得意で速いし、好きですね。音読教材の児童文学などは自分で選ぶことはないけれど、読むと意外と楽しいということも発見でした。『大造じいさんとガン』は続きを読みたくて、買おうかなと思うくらいです」

    小松原さん

    ―モチベーションを保つコツと今後の目標がありましたら教えてください。

    「脳トレを1日の習慣に組み込んで、ほかの必ずすることとセットで行うようにしています。すうじ盤100の取り組みで意識していることは、毎日同じことの繰り返しではなく、目の動かし方、指の動かし方等、工夫どころを探し、より良くなるように作戦を立てることでしょうか。大人になると手を動かす経験が少なくなるので、手を動かす訓練だと思うのもいいですね」

    「今後の目標は『続けること』です。同じ教材を繰り返しても脳は飽きない、と聞いたので、現在のラインナップ1年半分の教材を繰り返しながら、干支ひとまわり継続してみたいですね。12年後の60歳後半になったときに、まだやりたい!と思えるといいなと思います。もうひとつの目標は、すうじ盤100の完成時間が100秒を切ることです。中学時代のベスト記録は1分50秒台でした。今は2分40秒台で停滞しているので、是非中学生の自分を超えたいです」

    脳トレは「脳のサプリメント」

    お母様の三千代さん(左)と城本さん
    お母様の三千代さん(左)と城本さん

    城本さん(50代)は、お母様の三千代さん(80代)と一緒に申し込みました。離れて暮らしているため、日頃は各自取り組み、電話や会った時に脳トレの話題で話が弾むという仲良し母娘です。

    ―KUMONの脳トレを始めたきっかけを教えてください。

    「もともと興味があり、KUMONの脳トレが始まると知った時はまず母のために申し込もうと思いました。しかし、川島教授のオンラインセミナーで40歳から認知機能が落ちることや、認知症になる人が減れば社会保障費が削減されて国のためにもなると知り、自身も申し込むことにしました。母とはお互い楽しみながらも真剣に取り組んでいます」(城本さん)

    「何か脳に良いことをしたいと思っていた時に娘から勧められ、公文の教材だったら、とすんなりとやろうと思えました」(三千代さん)

    城本さん

    ―KUMONの脳トレを始めて気づいた変化、いいなと思うところはありますか。

    「特に音読では、内容を味わうことなくできるだけ速く読むということが新鮮でした。速く読んで後からじっくり読みなおしています。音読することで日ごろ口呼吸になっていたことにも気が付きました。計算もできるだけ速く解くようにしています。また、記録を残せるのがとても良いですね。私はスマートフォンで会員ページにアクセスして記録しています。大人になると記録することがあまりないですし、データを残して後から振り返れるところがとても良いと思います」(城本さん)

    「日によって調子のいい時悪い時ありますが、頭の回転が速くなったように思います。計算は要領がわかってきて、割り算が苦手と言う娘にアドバイスするぐらいです。本は以前から図書館で借りるなどして読んでいたほうだと思いますが、教材に出てくるような児童文学はあまり読んでこなかったので、新鮮です。また、1か月に1回チャレンジできる脳機能測定が楽しみです。前回の測定では70代という結果だったので、1歳でも若くなるように努力することが張り合いになっています」(三千代さん)

    お母様の三千代さん(左)

    ―今後の目標がありましたら教えてください。

    「人から誘われたときに、出かけることを億劫に感じず外出を続けられるように、これからも脳トレに励みたいと思います」(三千代さん)

    「私は脳トレを脳のサプリメントだと思っています。母には体だけでなく脳も健康で長生きしてもらいたいですし、いつまでも目と耳と口、そして指を元気に使えますように、という想いを込めて、母といっしょに脳トレに励みたいと思います」(城本さん)

    KUMONの脳トレとは?

    KUMONの脳トレ

    KUMONの脳トレは、「少しずつ脳の衰えを感じ始め、何かしたい」「自宅で手軽にできる方法はないか」というお声に対して開発した、KUMONらしい「脳の健康づくり」のサービスです。各個人がまずは「認知症はトレーニングによって予防できる」という認識を持ち、実践を継続することで、少しでも社会課題の解決につながることを目指しています。ご自身の「脳の健康づくり」はもちろん、大切なご家族へのプレゼントとしてもお申し込みいただけます。興味のある方は下記関連リンクより、学習療法センターの公式サイトをご覧ください。

    →KUMONの脳トレ

    データで見るKUMONの脳トレ会員

    KUMONの脳トレ

    会員の年代内訳を見ると70代が一番多く、50代が二番目に多くなっています。また、申し込み者内訳を見ると、本人申し込みと家族申し込みの割合が7対3になっています(2024年2月末現在)。


     

     

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