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Vol.489 2023.08.22

KUMONの社員に聞く - 人事部採用育成チーム

KUMONの社員は何を目指し

どのように取り組んでいるのか

社員の想いとは

公文式教室の指導者の多くは、フランチャイズオーナーの皆様であり、社員ではありません。それでは、「われわれは 個々の人間に与えられている可能性を発見し その能力を最大限に伸ばすことにより 健全にして有能な人材の育成をはかり 地球社会に貢献する」という「公文の理念」のもと、関わる人々の成長も大切にしているKUMONの社員は、どのような仕事をしているのでしょうか?
日々、インターンシップや社員採用、新人育成などに関わっている人事部採用育成チームの3名に、KUMONの社員が大切にしていることは何か、どのような想いで仕事をしているのか、入社動機、自身のキャリア、これから求める人物像などについて聞きました。

目次

社員プロフィール

小松1

小松 昂史(こまつ こうじ)
人事部採用育成チームリーダー
2005年4月入社。函館・郡山・秋田・金沢でのコンサルティング業務を経て、福山事務局で局長職。2020年2月から現職。

松田1

松田 悠紀(まつだ ゆうき)
人事部採用育成チーム
2009年4月入社。藤沢でのコンサルティング業務、育成業務を経た後、長岡でリクルート・育成業務を担当。その後、グローバル人材交流チームで、スペイン、ブラジルでの研修プログラムに参加。2019年10月から人事部 採用育成チームへ。

澤﨑1

澤﨑 久恵(さわざき ひさえ)
人事部採用育成チーム
2004年4月入社。東京リクルートチームで指導者採用に携わった後、2016年5月から人事部採用育成チームへ。

それぞれの入社動機とは

採用育成チーム1

小松:もともと自然豊かな環境で育ち、生き物を育てるのが好きで、成長過程を見るのが好きなんですね。KUMONの学習経験はありましたが、就職活動を進める中で初めてKUMONが会社だったのだということを知りました。当時、大学のゼミで国際協力について勉強しており、「発展途上国で現地の人が水を汲めるように直接井戸を掘る支援の方法もあるが、現地の人が自ら井戸を掘れるようになる方がもっとよいのではないか」ということを学びました。そのために必要なのは教育。そう考えている中で、KUMONのホームページ記載の理念を見た時に、個々の人間に与えられている可能性を発見し、その能力を最大限に伸ばすことを大事にしている会社であると知り、応募を決めました。

松田:私は学校の先生になりたいと考えていました。教育実習やボランティアで学校現場に関わる中で、ある時、分数ができないだけで自己否定してしまう中学生に出会ったのです。「自分は何をやってもできないんだ」って。仮に中学生であっても分数から学習し直せるような、一人ひとりに合わせた教育を届けたいと強く思ったと同時に、学習を通じて「自分はできるんだ!」という自己肯定感を持つ人になってほしいと思うようになりました。また、学校の先生になるとしても、まずは社会のことをもっと知りたいと思い、民間への就職を考えるようにもなりました。ですから、KUMONに入社した当時は、どこかのタイミングで教員になる道も考えていました。ただ、仕事をする中で、公文式学習法の奥深さや可能性の大きさを、そして、指導者と一緒に子どもを伸ばすことのやりがいを感じて、今もこうして仕事をしています。

澤﨑:私は学校の先生になることは全く考えていませんでした。私は人が楽しんでいる姿を見るのが好きなんです。たくさんの人に楽しい時間を提供したいと思いますが、世界中の人と関わるわけにはいかない。そこで、「楽しいとはどういうことだろう?」と考えたんです。すると「楽しい」というのは自分に自信がある状態ではないかなと思いました。自信があれば、自分を自分で楽しませることもできるし、周りを楽しませることもできるのではないか。KUMONの教材は、自学自習で未知の分野を学習することで自信を育むことができます。私が世界中の問題を解決することはできないけれど、KUMONに携わっていることで、「楽しい」と感じる人が増えるのではないかと考えながら仕事をしています。

小松:公文式学習は、学習を通じて、単に学力を伸ばすだけではなく、数値化できない自己肯定感や物事をやり抜く力等、非認知能力を伸ばすことができるのも特長ですね。公文式学習を通じて、学力と同時に自習する態度と方法を身につけていくことは、先が読めない今の時代を切り拓いていく上で役立つとも思います。

具体的な仕事内容とは

小松2

小松:私の仕事を一言で言うと採用育成チームのマネジメントとなります。多様な人材の採用を通じてKUMONの未来の礎を築く活動を担っていることを日々実感しています。採用や育成は、KUMONの未来を切り拓く15年、20年先にまで作用する仕事だと思います。採用活動を通じて出会った学生が入社し、社員として活躍している姿を見ることができた時は、やりがいを感じます。また採用育成チームのリーダーとしては、それぞれ個性豊かな強みを持つ一人ひとりの力が合わさり成果が生まれていくという様子を見守れることも嬉しいものです。

松田:私のメインの業務は採用活動としてのインターンシップの実施や入社3年目までの社員に対する研修の実施です。個人としてもチーム・組織としても、「人の成長」に真摯に向き合えることがやりがいの一つです。会社から与えられた仕事をこなすというよりも、私にとって興味関心が高い「相手(人)の成長を考えること」そのものが仕事になっている感覚ですね。また、自分一人では成し遂げることのできない活動をチームメンバーや指導者と共にすすめ、その成果を一緒になって喜び合うことができます。自分で考え、行動したことで新たな活動を生み出すこともできると感じています。

澤﨑2

澤﨑:個々の社員に裁量権があるというのは私も感じます。入社する前は、言われたことをやるのが仕事だと思っていましたが、自らアイディアを出し、周囲と協力しながら活動をして、目標達成などの成果へとつなげる場面は本当に多いですよね。私も松田さんと一緒にインターンシップの他、選考に関わる業務に携わっていますが、チームや他部署のメンバーと一緒に成果を創出することができた時は喜びも大きいです。松田さんは、海外での経験もあるかと思いますが、そちらではいかがでしたか?

松田:地域にある公文式教室を「教材指導」、「運営」、「経営」といった観点からバックアップすることがKUMONのコンサルティング職の役割となるわけですが、海外でも現地の社員や指導者と一緒に活動してみて、「一人ひとりの子どもの成長を考える」というのは世界共通で、この点こそがKUMONのコンサルティングの本質だと感じました。学習する手が止まった瞬間、子どもは何を考えているのか。その瞬間をつぶさに捉えて、どういう声をかけをしたら良いか。子どもの可能性をさらに大きくしていくためにはどのような関わりが必要か。そのようなことを現地の社員や指導者と毎日のように議論していました。世界中どこにいても、このことに本気で関われるのが、KUMONの仕事の楽しさです。

企業理念との繋がり、仕事の意義を感じる瞬間とは

公文の理念

澤﨑:今、私たちは採用育成チームで仕事をしていますが、小松さんも松田さんも、現場でコンサルティングの経験をしていますよね。社員の仕事の一つに教室コンサルティングがあり、指導者と一緒に子どもを伸ばす仕事となりますが、その中で印象に残っているエピソードなどはありますか?

小松:これまで様々な地域で仕事をしてきましたが、各地で出会った指導者と一体となり、生徒の可能性の追求をはかること、そして新たに学習する方が増え、教室発展に貢献するというのは、コンサルティングの醍醐味だと感じています。指導者は、どうしたらもっと生徒が伸びていくか、もっと公文式を広げていけるかを日々考え実践し続けています。社員はそこに寄り添い、共に伴走していきます。指導者と共にビジョンを描き、活動計画を立て、歩みを進めるという動きは、教育を通じた世界平和への貢献をうたった私たちのビジョンや、公文の理念の実現に向けた着実な一歩なんだと思います。そして、公文式学習を通じた生徒の変化・成長は、保護者も、指導者も、社員も皆が嬉しい感動のプロセスです。

松田2

松田:教室の中での生徒の変化・成長を生み出し、そこから地域の学習環境などが変わっていくのは本当に感動しますよね。私は、学習塾がなかった地域で、その地域の方々の協力も得ながら教室を開設した経験があります。その時は、地域の保護者の方から感謝の言葉をたくさんいただきました。その教室の開設後は、成長していく子どもたちの姿を指導者と喜びあうことができました。「地域の子どもたちのために」という想いを、指導者・地域の方・保護者の皆様と一緒になって実現することができたんです。

澤﨑:社員の仕事は、「一緒に」というのが大きなポイントとなりますね。一人でも多くの子どもたちに公文式を学習してほしい、公文式を学習した人々が夢や目標に向かって歩んでほしい、これはすべての指導者、社員の共通の想いです。この想いを持ちながら人と人とが関わることで価値を生む、そんな仕事だと思います。

KUMONのインターンシップについて

採用育成チーム2

澤﨑:今年度は、いくつかの種類のプログラムをご用意しており、すでにたくさんの方に参加いただいています。

松田:KUMONの仕事をコンパクトに知っていただけるKUMON早わかりセミナーの他、5daysインターンシップ、Summer1dayワークショップ、秋にはコンテンツ別のプログラムで2つのワークショップを設けています。インターンシップでは、KUMONの成り立ちを知っていただけることはもちろん、社員の仕事を体験していただくと共に、参加した学生の皆さん同士でやり取りする時間もあります。具体的には、教室のコンサルティングの他、生徒指導、教室設置など、内容は多岐にわたり、短い時間ですが、新たな発見やご自身の成長も感じられる時間になるのではないかと思います。開催状況など詳細については、採用サイトに掲載しています。

小松:冒頭に私の入社動機としてお話したことにも繋がるのですが、私たちは、KUMONの仕事を紹介する時に「ダムをつくるより、ダムをつくれる人材を育てたい」という表現を使います。例えば発展途上国の支援をするためにいくらかの資金があったとして、その資金をそのまま提供するのも支援の方法ですし、物資を送ったり、人を派遣したり、いろいろな支援のやり方がありますね。でも私たちは、その資金があるなら、それを使ってその国の人たちに教育を受ける機会を提供したいと考えます。そうすることで、いずれその国の人たち自身が、誰かに頼らなくても、自分たちで国をよくしていけるようになるからです。教育業界で考えている方はもちろん、この考え方に共感いただける方には、ぜひKUMONのことをもっと知ってほしいと思います。

松田:やはりKUMONの理念に共感いただける方や、自分や関わる人が成長することで、社会に貢献したい、そんな熱い想いをもった方に参加してほしいですね。

澤﨑:教育を通して人の可能性を引き出すことが、世界の未来をつくることに繋がっていく。このことに少しでも興味を持ってもらえたら、ぜひKUMONのインターンシップの扉をたたいてほしいと思います。

関連リンク KUMON 採用サイト

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