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Vol.263 2018.07.03

公文式の施設導入-
児童養護施設 日本水上学園

将来の自立につながる学習支援
施設スタッフとの「大切な時間」

児童養護施設は、様々な事情で親や保護者と生活ができない子どもたちが暮らす施設です。2018年3月末現在、全国の80以上の児童養護施設で公文式が導入されています。神奈川県横浜市にある日本水上学園もその一つ。日本水上学園では、施設に暮らす小学生を対象に公文式を導入しています。発達心理学者の田島信元教授や日本水上学園の園長先生・スタッフ、子どもたちの声を交えながら、児童養護施設における公文式学習の役割、効果にせまります。

目次

    成功体験の積み重ねで自信をつける

    児童養護施設・日本水上学園で公文式を導入したのは2006年のこと。それまでも子どもたちの学習支援を大切にしていましたが、職員間で差が出てしまう状況があり、個人別に対応できる公文式を導入することになったといいます。現在は週に5日、夕方の5時から6時の1時間をKUMONタイムとし、小学生が公文の教材に取り組みます。

    佐々木園長は、100点をとった時の子どもたちの笑顔や達成感あふれる表情を見て、「小さな成功体験を積み重ねることで子どもたちに自信がつく」とおっしゃいます。日本水上学園では、教材の採点は施設の職員が担当し、子どもたちの学習をサポートします。白百合女子大学・田島信元教授は、ご専門の発達心理学の観点から、「施設の職員と子どもたちとのかかわりが素晴らしく、この施設におけるKUMONタイムは、子どもたちにとってスタッフの方々と共にがんばる“大切な時間”となっている」と語ります。

    子どもたちが真剣に公文の教材に向き合う圧巻のKUMONタイムの様子を交えた動画を、ぜひご覧ください。


    関連リンク児童養護施設でのKUMON-日本水上学園施設での公文式社会福祉法人 日本水上学園

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