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学習者・OBOG  2016/09/13更新

Vol.173

OB・OG News-高校生ロボコンチーム「Indigo Ninjas」元代表  

自分のやりたいことを伝えれば
共感してくれる人は必ずいる

-公文式算数・数学、英語、フランス語修了
 岩﨑光里(いわさき ひかり)さん-

この夏からアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)に進学する岩﨑光里さんは、2015年、アメリカ発の高校生対象の国際ロボットコンテスト(FIRST Robotics Competition)に日本から初めて参加したチーム「Indigo Ninjas(インディゴ ニンジャズ)」を立ち上げました。岩﨑さんは小学1年生の頃から公文に通い、算数・数学、英語、フランス語の3教科を修了されています。「自ら学ぶ力」と「目標に向かって努力する力」を武器に、チャレンジを続ける彼女のあゆみとその原動力についてうかがいました。

Q. FIRST Robotics Competition (FRC)は、技術力のみならず、交渉力やコミュニケーション力など起業にも通じる力が求められるとのこと。コンテスト出場までの道のりについて聞かせてください。

「インディゴ ニンジャズ」と制作したロボット
岩﨑さんが立ち上げたチーム「インディゴ ニンジャズ」と
制作したロボット(前列右が岩﨑さん)

A. まずはメンバー募集です。自分のまわりにはロボコンに参加しようという人はなかなかいなくて、学校代表で参加したアジアサイエンスキャンプで知り合った他校の仲間に声をかけたり、インターネットで呼びかけたりしてメンバーを集めました。

その後はスポンサー探し。FRCには、渡航費や参加費などの費用はスポンサーからの支援でまかなわなければならないというルールがあります。ですから、企業にメールを送って支援を依頼したり、クラウドファンディングを使ってインターネットで支援を呼びかけるなどして資金を集めました。

無事に申し込みが受理されたら、ロボットの部品が送られてきます。コンテスト本番の試合内容がアナウンスされてから6週間で、その試合で取り組むべき課題を効率よくこなすことができるロボットを作っていきます。メンバーは皆高校生ですから、集まるのはたいてい週末。スポンサー企業の一室を借りて、朝から晩までロボット製作に没頭しました。

Q. ロボットの製作やプログラミングはどのように学ばれたのですか?
A. 私が初めて本格的なロボットの製作に関わったのはカナダにいたときです。その時には、インターネット上にある情報や本を読み、ロボット製作についての技術的なことやプログラミングを自分で学びましたね。もちろん英語です。あと、FRCの場合、ボランティアのメンターの方からアドバイスをもらうことができますので、専門知識のあるメンターの方にも多大なる協力をいただいて、ロボットを作っていきました。

Q. ロボコンの参加を通じて学んだのはどのようなことですか?
A. 「かしこまらずに自分のやりたいことを伝えれば、共感してくれる人は必ずいる」ということに確信を持てるようになりました。特にスポンサー探しは大変でした。50社以上の企業にメールを送って面会を申し込みましたが、「高校生の支援はできない」とまったく取り合ってくれない会社もありました。それでも面会してくれた会社の方には、私たちの想いを直接伝え、少しずつ支援をしてくださる会社が増えていったのです。最終的には19社から支援を受けることができました。こういった経験を通して、「想いは伝わる」ということを感じることができました。

Q. マサチューセッツ工科大学(MIT)を受験したのはなぜですか?
A. カナダでお世話になったロボットの先生に「君ならMITに行けるよ」と言われていて、それが何となく心に残っていました。高1の冬に、進路について考えいろいろと調べていて、MITは日米の大学を併願受験できることを知りました。それでチャレンジしようと。親には反対されましたが、自分にはMITの受験にチャレンジするだけの力があることを示さなければ話が進まないと思い、TOEFLやSAT(アメリカの大学進学適性試験)で条件となる点数をクリアしていることを見せていきました。そして、エッセーや面接など、一つひとつに精一杯取り組みました。私が受験した国際生の枠は、倍率が40倍という狭き門だったのですが、合格することができました。

Q. MITではどのようなことを学び、将来はどんな道に進みたいと考えていらっしゃいますか?
A. MITでは、理論化学を学びたいと考えていて、すでにいくつか所属したい研究室があります。アメリカの大学は、日本と違って1年次から研究室に所属することができるんです。少しでも早く研究の世界に入りたい私にとっては、理想的な環境です。また、研究の世界もそうだと思いますが、世界で活躍するためには人脈が大事だと感じています。実際、高校の時に学校代表で参加したAsia Pacific Youth Leaders Summitでは、アジアの学生たちの意識の高さに刺激を受けました。こういった集まりに参加するのは、何かの知識を得ることよりも、さまざまな人と出会うことに意味があると感じました。ですから、自分から積極的に動いてさまざまな人に出会っていくことは、これからも意識していきたいと思っています。私はとにかく学ぶことが大好きなので、卒業後はアメリカの大学院に進み、将来は研究者になりたいと思っています。

関連リンク
Indigo Ninjas公式サイト
FIRST Robotics Competition

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