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Vol.149 2016.05.02

現役大学生が考える英語とは

イマドキの大学生
英語観とは?!
「関西学生Jazz Festival 2016 大学生アンケート」結果

KUMONでは、関西10大学に通う現役大学生724名に「英語に関する意識調査」を実施しました。調査に協力してくれたのは大学生が主催する「関西学生Jazz Festival 2016」という音楽イベントに関わる学生たち。近い将来日本でも英語を使うことが当たり前となるかもしれませんが、いまの大学生は英語に関してどのような意識を持っているのでしょうか。

目次

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:現役の大学生・大学院生・短大生 724名
調査期間:2016年3月7日~3月22日

英語は好き?嫌い?それとも…?

現役大学生が考える英語 グラフ

「英語は好き」と答えた学生が半数以上でした。ただし、そのうちの約4割が「英語は好きだけど自信がない」と回答しています。「好き」と「嫌い・苦手」のそれぞれの理由や、「好きだけれども自信はない」原因はどこにあるのでしょうか?

大学生が英語にふれる機会とは?

現役大学生が考える英語 グラフ

全体の8割を超える大学生が何らかの方法で英語を学んでいることがわかりました。英語の学習機会や方法は、「大学の授業」がトップで、その次に多く挙げられたのは「音楽」でした。音楽をこよなく愛する大学生ならではの回答ですね。3位の「SNS」からはイマドキの英語学習事情がうかがえました。

英語を好きになったきっかけは
成績アップや「通じた!」と思えた成功体験

現役大学生が考える英語 グラフ

「英語が好き」と答えた方に、英語が好きな理由を記入してもらったところ、以下のような内容が多く挙がりました。

・勉強した分だけ伸びたから
・努力が結果として出たから
・外国人とコミュニケーションをとれるのが嬉しかった
・伝わる嬉しさから
・英語の歌詞が理解できたから
・英語の歌を聴いたり歌ったりできるようになったから
・英語を話せるとかっこいいから など

「いつごろから英語を好きだと思うようになったか?」という質問では、「中学生・高校生の頃」が多い結果となりました。また英語が好きな学生に特徴的だったのは、嫌いと答えた学生と比べると、幼児期から英語にふれる環境があった様子がうかがえることでした。

一方、英語を嫌いになってしまった理由とは?

 

英語を嫌いになったのは
「文法や暗記」でのつまずき

現役大学生が考える英語 グラフ

残念ながら英語を嫌いになってしまった理由として最も多かったのは「文法や暗記」でのつまずき、そして「がんばってもその結果、話せない」だったようです。自由回答で多かったものは以下のとおりです。

・文法が理解できなかった
・文法が覚えきれない
・理解できなくなった
・単語が覚えられない
・通じない、勉強ができても話せない
・習ったことが実際には通じない など

「いつごろから英語を嫌いと思い始めたか?」という質問では、「高校生の頃」が5割、「中学生の頃」が3割と多く、文法や構文、単語の暗記学習が学校で本格的に始まるころが境目のようです。

わかったことは、「中学生・高校生の頃」が「好き」と「嫌い・苦手」の分かれ道になっているということ。「英語が好き」だと答えた学生は学校や音楽を通じて「成功体験」を持っているケースが多く、その喜びや、楽しみが大きなきっかけとなっているようです。また幼児期・小学生の頃から英語が好きであった傾向があるということもわかりました。

英語は「好き」だけれども「自信はない」

「好きだけど自信はない」と答えた学生の特徴として挙げられるのが、旅行なども含む「海外への渡航回数」でした。「自信はない」と答えた289名の学生のうち、6割強の学生が大学生になってから「一度も海外に行っていない」という結果です。

アンケート調査から、大学生の実生活において「英語に触れる」「英語の学習をする」場は圧倒的に「学校の授業」が多いものの、その一方で、英語を好きになった理由として多く挙げられたのは“英語で会話や意思疎通ができた”という実体験があったこともわかりました。

海外への渡航では、普段あまり使い慣れていない「英語(母国語以外の言語)」で自分の希望や意思を伝える必要がでてきます。そういった場面で「話す・使う」、そして「伝わった!」という成功体験の有無も、自信の有無に影響しているのかもしれません。

大学生はどんな動機で英語を学んでいるのでしょう?

 

大学生が英語を学ぶ動機とは?

大学生はなぜ英語を学ぶのでしょうか?英語を学ぶ理由やどのように活かしたいかを聞いてみました。

Q. 英語を学ぶ理由はなんですか?
1位 TOEICなどの資格試験のため  2位 海外旅行のため  3位 就職活動に活かす 

Q. 英語を話せたら/使えたら、どんな場面で活かしたいと思いますか?
1位 たくさん海外旅行に行きたい  2位 就職活動先の可能性や幅を広げたい
3位 海外の人ともっと話をしてみたい 


大学生たちは、就職活動という現実的な側面において英語を「自分の可能性を広げるツール」として捉えているようです。また、英語を話せるようになりたいという気持ちには、海外に対する興味・関心があり、旅行に行ったり、海外の方とのコミュニケーションをとることを楽しみたいという一面もあり、それを叶えるツールとしても英語を捉えているようです。


今回の調査で、学生たちは英語に対する苦手意識を持ちつつも、自分自身の将来を見据え、可能性を広げていくためのツールとして英語をとらえ、学習に取り組んでいることがわかりました。その際、「好きなこと(今回の場合は音楽)」は、好き・嫌いや苦手に関わらず、英語に触れる上でのモチベーションにもなっているようです。

関西学生JAZZ Festival2016
「関西学生JAZZ Festival2016」とは?
1991年に「関西を元気にする!」というコンセプトでスタートしたジャズイベント。地域に密着し愛されるイベントを目指し、関西10大学の学生が、企画、運営、出演を行う。26回目を迎える2016年は、5月29日(日)11:30〜19:30、神戸ハーバーランドスペースシアターにて開催予定(入場無料)。

関連リンク 「楽器が上達する秘訣」は?大学生意識調査-音楽編|KUMON now! 関西学生JAZZ Festival 2016

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