南米・スペイン語圏でのKUMON
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日本からはるか遠くの南米に初めて公文式教室が開設されたのは1977年、ポルトガル語を公用語とするブラジルでのことでした。これは南半球で初の公文式教室開設でした。その後、ペルー、コロンビア、ボリビア、チリ、アルゼンチンといったスペイン語圏にもKUMONは広がっていきました。今回ご紹介するチリとコロンビアの公文式教室では算数・数学とスペイン語の2教科が学ばれています。
コロンビアのKUMONと指導者の想い
![]() コロンビアの公文式指導者・グラディス先生 |
コロンビアにKUMONができたのは1991年、25年前のこと。アンデス山脈の標高約2,600m(富士山の5合目が約2,300m)に位置する首都ボゴタを中心に、現在約130の公文式教室があり、学習者数は約1万1千を超えています(全教科合計学習者数 2015年12月時点)。
コロンビアのボゴタで指導者をしているGladys(グラディス)先生にお話を聞いてみました。
―コロンビアの子どもたちはどんな子どもたちですか?
コロンビアの子どもたちは、感受性が高く、遊ぶことも勉強することも大好き。夢を持ち、自分の環境や将来をよりよいものにしていきたいと思っている子どもたちも多いです。
―KUMONの指導者になったきっかけは?
私は、KUMON の前にも教育に携わる仕事をしていました。当時教えていた学校では、一斉に大人数の子どもたちに教え、皆が同じリズムで進まなければならず、授業についてこれない子どもたちに十分な時間をかけてあげることができませんでした。そんな教育システムに疑問を持ち、「きちんとシステム化された新しい教育法はないのか」と模索していた時にKUMONに出会いました。
KUMONの素晴らしいところは、子どもの努力が報われるというところです。「個を大切にし、それぞれのペースで成長していけること」に私は魅力を感じ、KUMONの指導者になりました。今では、一人ひとりの子どもたちをきちんと見てあげることができるので、とても幸せです。
―公文式の指導者としての夢を教えてください。
公文式指導者としての夢は、「母としての夢と同じ」だと考えています。私にも子どもがいますが、彼らにはそれぞれ夢があり、人生の計画があります。KUMONは彼らの夢を実現させてくれるツールだと思っています。KUMONでの学習を通じて、彼らが夢を現実のものにしてくれれば、彼らだけではなくその両親も幸せになる。そのような子どもたちを育てていくことが私の夢です。
チリのKUMONと指導者の想い
![]() チリの公文式指導者・ベロニカ先生 |
チリに公文式教室が開設されたのはコロンビアの5年後、1996年のことです。南北約4,600㎞に拡がる細長い国として有名です。首都のサンティアゴを中心に約70の公文式教室があり、学習者数は約5千を超えています(全教科合計学習者数 2015年12月時点)。今回はサンティアゴで指導者をしているVeronica(ベロニカ)先生にお話を聞いてみました。
―ベロニカ先生の指導者としてのやりがいは?
チリの子どもたちはとても感情表現が豊かです。怒っているとき、悲しいとき、そして嬉しいとき、そういった感情は隠すことなく、とても素直に表現してくれます。
そんな子どもたちが、KUMONでそれぞれのレベルとペースで学び、成長していく過程で、自分たちが抱える問題を解決する力を身につける。そして自分に自信を持って幸せな笑顔になってくれることが、私の指導者としてのやりがいです。
―ベロニカ先生の夢は?
この教室で学ぶ子どもたちがやがて成長し、大人になったときに、チリの社会に貢献していけるようになる。そういった子どもたちを育てていきたい、というのが私の指導者としての夢です。
広大な南米大陸でも、公文式教室の指導者の想いはいつも子どもたちの夢とともにあります。
