中央ヨーロッパに位置するポーランド。日本のおよそ5分の4の面積で、約3800万人が暮らしています。北はバルト海に面し、北東はロシアの飛地カリーニングラード州とリトアニア、東はベラルーシとウクライナ、南はチェコとスロバキア、西はドイツと国境を接しています。そのポーランドの首都ワルシャワに、2018年10月、この国で初となる公文式教室が開設されました。
きっかけはイギリスに住むロシック先生の甥のキャメロン君
今回ポーランドで公文式教室を開設したのは、ロシック先生。そのきっかけをつくったのは、イギリスに住む甥のキャメロン君でした。
「僕は8歳から7年間、公文式の算数・数学と英語を学習していました。入会当時、学校で算数と英語に苦しんでいたのですが、小学校6年までには、算数は学校でトップクラスになりました。試験対応や思考力がついたおかげで、学校でどんなテストでもよい成績を得ることができました。今は16歳ですが、教室でスタッフをしています」
ロシック先生は、こうしたキャメロン君の成長から、公文を知ったのです。
ロシック先生の想い
「入会間もなくから公文式で子どもたちが自分の力で成長していくこと、その成長を目の当たりにできることに驚いています」と言われるロシック先生。ロシック先生は、公文式に出会い、本当にやりたいこと「子ども伸ばす」を見つけたのです。
「公文式の指導者として、人間として、この仕事を通して子どもたちの可能性を発見し続けたい、そして、自分自身を成長させ続けたい。公文式の理念や考え方を実践し、人生をよりよいものに変化し続けられるようにしたい」とロシック先生は語ります。
ポーランドの新しい教室を支える社員の想い
ポーランドの教室開設に携わったのは、ヨーロッパ・アフリカ公文のトム・アシュリン局員です。ロシック先生の印象を語ってくれました。
「開設前研修の間に、ロシック先生が子どもに学力診断テストを受けさせる様子を見る機会がありました。ロシック先生がその子どもに『あなたのベストを見せて』と声がけされると、子どもは精一杯がんばります。その子どもの姿を見て、ロシック先生の顔が輝くのです。入会の手続きを終えるまでの間、その子どもは自分のベストを見せようとがんばっていました。そんな短い時間で、ロシック先生と子どもの間に確かな絆が築かれたのです。ロシック先生は、子どものやる気を引き出す力が素晴らしいのです。この時、『この方がポーランドの第一番目の指導者になる』と確信しました」
教室に子どもを通わせている保護者の方からは、「集中力が向上し、家で学習する意欲をみせてくれます」「学校でも成果が見えてきました」という、子どもたちの成長を喜ぶ声が聞かれます。日々、教室でそんな子どもたちの成長を目の当たりにしているロシック先生。そんなロシック先生と生徒達の成長が楽しみです。
関連リンク プレスリリース ポーランド共和国に公文式教室開設