23年目の指導者の想い
ティティック先生 |
インドネシアでは、1993年10月に現地の方が指導者となる、初めての現地向けの公文式教室が開設されました。その当時開設された指導者のお一人、Titik(ティティック)先生にお話を聞いてみました。
―当時、インドネシアではKUMONがまだ知られていない中、なぜKUMONの先生になりたいと思ったのですか?
わが子が3歳の時、KUMON主催の「わが子のための教育セミナー」という講演会があるのを新聞で見て、そこに参加しました。そのセミナーで一番印象に残っているのは、小学校に上がるか上がらないかくらいの子どもが方程式を解いている映像でした。それを見て“こんなにも子どもの能力開発ができる教育法があるのか”と、KUMONにとても興味を持ちました。
―20年以上、公文式教室で子どもたちを指導されていますが、指導力を高める秘訣は何でしょうか?
「生徒・保護者から学ぶこと」です。私たち指導者は、子どもの学習に関してそれぞれのご家庭の課題を保護者と一緒に解決していく努力をしています。それを一つひとつ積み重ねながら、私たち指導者自身も学んでいくことが大切だと思います。似たようなケースが他のご家庭にもあれば、過去の経験も参考にしながら、どうしたら目の前の子が伸びていくことができるか、常に保護者と一緒に考えています。
―先輩指導者として、新しく指導者になられる方々へメッセージを送るならば、どんな言葉をかけられますか?
私は、公文式指導者の仕事はビジネスではなく、“心”でする仕事だと考えています。心で子どもを指導する、ということ。これが、いつも私が心がけていることです。
新人指導者の想い
ジャカルタの事務局で行われていた、これから公文式教室を開設する方のための研修会で、新しく指導者になられるお二人にインタビューをしました。
教室開設前の研修会 |
―KUMONの指導者として、どのような夢を持っていますか?
Josephine(ジョセフィン)先生:
この研修を受けて、さらにKUMONのことが好きになりました。一人ひとりの子どもたちの状況に応じて、それぞれの子どもたちの能力を伸ばせる指導者になりたいと考えています。
メリー先生(左)、ジョセフィン先生(右) |
Merry(メリー)先生:
私は、公文の理念“われわれは 個々の人間に与えられている可能性を発見し その能力を最大限に伸ばすことにより 健全にして有能な人材の育成をはかり 地球社会に貢献する”にとても共感しています。その理念の実現を目指す人々の仲間になりたい、と強く思っています。
ここインドネシアでも、公文式教室の指導者が地域の家庭教育を支援していきたいと日々情熱を注いでいます。