多賀幹子さんプロフィール
東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業の広報誌編集長の後、フリージャーナリスト。ノンフィクション作家でもある。ニューヨークとロンドンに合わせて10年以上在住。現在、国内はもとより、ヨーロッパやアジアにおいて、教育、女性、王室などを主なテーマに取材。新聞や雑誌などへの執筆活動のほか、テレビ出演、講演活動などを行う。『いじめ克服法』『育児は3E』『親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント』など著書多数。
「教育に関して混乱を極める時代だからこそ、伝えたいことがある」
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この本を著した多賀幹子さんは、国内はもちろん、海外の子育てや教育事情、女性の生き方などをテーマに活動されているジャーナリスト。多賀さんはこれまで10年近くにわたり、国内の公文式教室をはじめ、海外を含めたいくつものKUMONの学びの現場を取材してくださり、新聞・雑誌・教育誌などに寄稿されてきました。その多賀さんから「KUMONの本を書き起こしてみたい」というお声掛けをいただいたのです。
では、多賀さんは、なぜそう思われたのでしょうか。それは、本の冒頭にある「はじめに」のなかから読み取ることができます。
…いくつもの教室を見学させていただいて気がついたのは、日本と海外の指導者が共に、「子どもを伸ばす」経験を豊富にお持ちであることだった。幼児で入会すると高校生まで指導を続ける。その後、大学生や社会人になっても教室に顔を見せる教え子たちも少なくない。
一人の人間の成長にこれだけ長く伴走を続けて得た知見は、まさに宝の山に違いない。
教育に関して混乱を極める時代だからこそ、この膨大な蓄積は私たちにさまざまな気づきをもたらすだろう。人間にとって本当に必要な力をいかに養うか、自立するための基礎をいかに固めるか、学び続ける習慣をどう育むか。さらに、どのような言葉が子どもを伸ばし、どのような言葉を慎むべきか。それを無数の子どもを見守ってきた指導者に伺おう。
<原文のまま>
「公文は、人間にとって最も大切な生き抜く力を育てている」
多賀さんは、イギリスと香港、国内は北は岩手県山田町から南は鹿児島県の奄美諸島までと、海を越え国を越え、22人の公文式教室の先生方に取材をされました。そして、すべての取材を終えると、公文の「“自学”する力」について、こう話してくださいました。
<「おわりに」より。原文のまま>
ぜひ、ご一読いただければと思います。
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