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Vol.425 2021.11.30

クリスマスにオススメの玩具

KUMON TOY
かんがえるシリーズから新発売
『3Dロジカルルートパズル』

2021年11月、くもん出版から『ロジカルルートパズル』の発展版ともいえる『3Dロジカルルートパズル』が発売されました。ボールが同じ色のゴールに入るよう、「直線」と「交差」のピースを組み合わせ、ボールが転がるルートを立体的に考えていくパズルで、遊びながら楽しく論理的思考力やプログラミング的思考の力を養うことができます。
この商品の企画開発について、担当者に話を聞きました。

目次

『3Dロジカルルートパズル』企画立案の経緯

『ロジカルルートパズル』(4歳以上大人まで)は、KUMON TOY「かんがえる」シリーズの知育玩具として2018年7月に発売開始しました。ボールが決められたゴールにたどり着くようにルートを考えて作っていくパズルで、易しい問題から難しい問題まで難易度がステップアップしていく形の問題が60問入った問題集もついています。『ロジカルルートパズル』の発売から3年が経ち、多くの方から問題集を解いていくのが楽しいというお声をいただいているのですが、「すべての問題を解いてしまった」、「もっと難しい問題を解きたい」というお声も多く寄せられるようになり、より難しく、より楽しい『ロジカルルートパズル』の発展版を開発することはできないかと考え、新商品を企画・立案しました。『3Dロジカルルートパズル』では、問題レベルは5段階、103問の問題集をつけています。発展版を出すことにより、引き続き意欲的に楽しく遊びながら論理的思考力を身につけてもらい、考えることが楽しいということを感じてもらえるように開発を進めました。また、従来の『ロジカルルートパズル』を知らなかった方にも、この新商品をきっかけに、ぜひその楽しさを知ってもらいたいと考えました。

開発を進めていく中で苦労したこと

3Dロジカルルートパズル『ロジカルルートパズル』(左)と『3Dロジカルルートパズル』(右)

『ロジカルルートパズル』は本体が斜めになっており、ボールが坂道を転がるように落ちていくのに対し、今回の『3Dロジカルルートパズル』は、「3D」としたことによりボールが真下に落ちていくような構造となりました。そのため、ボールが下に転がっていくスピードが上がってしまい、ボールが転がる様子を楽しむ間もなくボールがゴールに辿り着いてしまうという問題がありました。ボールが転がる様子を楽しめるスピードにしながらも、途中でボールが止まることがないようにピースの中の構造を考えなければなりません。限られたスペースの中で、さまざまな内部構造のピースを考え、作っては失敗を繰り返していきました。最終的に問題を解決することができましたが、今までさまざまな玩具の開発を行ってきた中で、最も難しい工程の一つにあげられるほど試行錯誤を重ね、苦労しながら開発にあたりました。

開発者メッセージ

問題集にとりかかる前に、ピースを自由に重ねてコースを作り、ボール転がしを楽しむことができます。最初は、この単純なボール転がしで十分に遊んで、ピースの特徴やボールの動きをつかんでいくといいでしょう。『3Dロジカルルートパズル』は一見難しいパズルに見えますが、しっかりと特徴をつかんで、レベル1から順番に問題にチャレンジしていくことで、無理なく楽しく問題を解いていくことができます。答え合わせをする時は1個ずつ、しっかりと正しいルートになっているかを確認しながらボールを転がしてほしいのですが、今回の『3Dロジカルルートパズル』では、10個のボールを同時にスタートさせることもできるようになりました。正解のルートが確定した後に、もう一度転がす時はぜひ10個のボールをまとめて転がしてみてください。壮大なボールの流れが気分爽快で楽しいですよ!「考えること」を思いっきり楽しみながら遊んでくださいね!

関連リンク 試行錯誤をくり返しながらパズルで楽しく遊ぶ|KUMON now! くもん出版

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