「くもんなぜなぜカレンダー2016」
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子どもたちの知識や興味を広げる「なぜ?」や「なに?」。その疑問に対し、おもてとうらで一日一題、出題しています。問題はすべて、専門の研究者や学者の監修のもと、できるだけ子どもたちに理解できるようわかりやすく回答しています。
この「くもんなぜなぜカレンダー」(以下なぜカレ)、実際に子どもたちから寄せられた「なぜ?」が載っているのを、ご存知ですか?くもん出版の担当者によると制作し始めたころは「公文式」という名前がまだあまり知られていなかったので、なぜカレに書かれていた文字をみて「どうして“公文式”という名前なのですか?」という質問が多く寄せられたそうです(“公文式”は創始者・公文公(くもんとおる)の名前)。
![]() <書店販売用>価格:500円(税別) くもん出版刊 |
2016年のなぜカレには、214通の質問が寄せられ、そのなかから4歳~15歳の「なぜ?」が、月3問ずつ掲載されています。掲載された質問は、ソーセージとウィンナーソーセージはどこがちがうの?おふろの中ではなぜ体が軽くなるの?奈良の大仏にはなぜぶつぶつがあるの?…など36問。なぜカレは書店でも購入できますので、ぜひ回答を確認してみてください。
発売から35年、
なぜカレ制作にはこんな苦悩が・・・
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このなぜカレ、完成までに多くの方々の協力があって完成しています。質問と回答の1次案ができてから、監修の方々や制作会社と何度もやり取りを重ね、細かく内容をチェックし、2次案、3次案へと原稿を確定していきます。
くもん出版編集担当の長谷は、「回答のスペースが限られているので60文字前後で子どもたちにわかるような言葉で説明するのが一番難しいですね。なかには何回やり取りをかさねても、うまく説明ができずに掲載できなかった質問もあります」「回答の内容でいくつか説がある質問は、掲載しないようにしています。文字数が限られているので1つだけ載せることもできないですし」と話します。「また、子どもから“魔女ってほんとうにいるの?”と答えにくい質問が寄せられることもあります(笑)」
質問の内容は、これまでの質問と重複しないように工夫を凝らしていますが、できるだけニュース性のあるものを毎年取り入れるようにしています。たとえばノーベル賞や世界遺産、新しく開通する新幹線の話題など。また毎年、日曜日の欄はテーマを決め、さまざまな知識を紹介しています。2016 年は、リオデジャネイロオリンピックにちなんで「どこの国旗?」特集。おもて面で国旗を、うら面で国名とその国の首都や面積、人口などを紹介しています。
本になって登場!
![]() 価格:2,000円(税別)くもん出版刊 |
2016年春、なぜカレを本にまとめた『ものしりチャンピオン1000問』がシリーズ4巻で出版されることになりました。第一弾は、春にまつわる「なぜ?」を250問収録。なぜカレと同様に一日一題読み解きます。子どもたちが大好きな「なぜ?」「なに?」。ご家族や友だちと問題を出し合うなど、楽しみながらいろんな知識を増やす機会になるといいですね。