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Vol.293 2019.01.22

持続可能な教育支援と国際貢献

バングラデシュでの取り組みが
首相官邸国際広報映像として
世界各地のCNNで放送!

日本の様々な国際貢献を海外に発信する首相官邸の国際広報活動の一環として「KUMON、JICA、JETRO、東京大学のオールジャパンによるバングラデシュでの教育支援」をテーマとした映像の制作に協力しました。この映像は北米、アジア・パシフィック、ヨーロッパ・中東・アフリカのCNNでCMとして放送されました。

目次

バングラデシュの貧困層の子どもたちの学力が向上した

公文式の持続可能な教育支援と国際貢献

バングラデシュで貧困層向けの教育プログラムを長年提供してきたBRAC(※1)の、同国内に約15,000ヵ所ある無償のBRACスクール(※2)で、公文式はどのような貢献ができるか?KUMONとBRACは、2015年から協働プロジェクトをスタートさせました。
新しい国や地域に公文式を展開する際、私たちが最も大切にしているのは、現地の子どもたちが学習を続けられるように、公文式を継続的に提供できるかどうかです。開発途上国の貧困層を対象とした持続的な事業展開については、専門家のサポートが不可欠であると考え、JICAの「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」(※2017年からは「途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査」)に応募し、採択されたことで、JICAの支援を受けてプロジェクトを開始しました。
このプロジェクトでは、BRACスクールにおける公文式導入の効果検証を8か月にわたって行いました。バングラデシュでの事前市場調査や現地ネットワークの構築はJETROの協力を受けて、効果検証は、東京大学大学院経済学研究科・澤田康幸教授(現アジア開発銀行チーフエコノミスト)の協力を得て行い、子どもたちの認知能力と非認知能力の向上に与える効果について無作為化比較対照実験(Randomized Controlled Trial : RCT)で分析を行いました。分析の結果、算数の習熟度や計算スピードが高まるとともに、自分に自信が持てるようになり、学習意欲の向上がみられました。

持続可能な教育支援を目指して

公文式の持続可能な教育支援と国際貢献

2017年秋、BRACとの提携で、首都ダッカに中高所得層向けの公文式教室を2教室開設しました。今後、バングラデシュ全体への公文式提供が可能となるモデルを構築し、特に貧困層向けに無償で運営されているBRACスクールで、持続的に公文式を提供していくことを目指してまいります。
KUMONとBRACとの協働を取り上げた首相官邸国際広報映像「Side by Side : Providing quality education for all」は、2018年11月に世界各地のCNNでCMとして放送され、その後は、首相官邸国際広報ウェブサイト「JAPAN GOV」、首相官邸You Tubeチャンネルで公開されています。
「世界中の子どもたちの夢の実現をサポートしていきたい」、KUMONの想いと活動が、教育分野での国際貢献として多くの方々に知っていただける機会となりました。下記のリンクからぜひご覧ください。

※1・・・BRAC とは
1972年、人道的ニーズに応えるためにバングラデシュで設立。その後活動を広げ、現在は貧困削減を目的として、食糧生産、教育、保健、金融ビジネスなど多岐にわたる事業を行っている。バングラデシュの他、アフリカやアフガニスタンなどでも活動を展開している世界最大級のNGO。

※2・・・BRAC スクールとは
貧困層の子どもたちを対象としてBRACが無償で運営しているノンフォーマルな小学校(一部未就学児向けのクラスもあり)。バングラデシュ国内に約15,000校あり約40万人(2016年現在)の子どもたちが通う。

関連リンク KUMONトピックスvol.236 首相官邸国際広報ウェブサイト「JAPAN GOV」 首相官邸You Tubeチャンネル BRACウェブサイト(英語)

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