![]() EFスタッフもインターナショナル |
―― EFとはどのような団体ですか。
私たちの会社は52年前にスウェーデンで創業し、現在はスイスに本社を置く多国籍企業で、国際人としての人生を切り開くための教育機会をさまざまな形で提供しています。具体的には、世界各国での留学支援事業を始め、各地のボーディングスクールの運営や企業研修のほか、語学学習者のための教育支援などを行っています。私がいる東京オフィスも、スペイン、ドイツ、スウェーデンなど様々な国の人たちが働いており、職場そのものが国際色豊かなところもEFの魅力のひとつです。
――今のお仕事についてきかせてください。
私は新卒で入社後、現在は中高生の語学留学プログラムの留学カウンセラーとして、年間約200名以上の中高生の海外体験と語学力のレベルアップを支援しています。「留学に行く目標や目的は何か」を学生さんとしっかりお話をして、実際に経験したいことや達成したいことにフォーカスさせてあげたり、その過程で一人ひとりの考えた目標への計画を提案するなど、“留学を一緒に作っていく”ことにやりがいを感じています。
海外生活や外国人とのコミュニケーションをとるときには、日本のスタンダードでは考えられないことも頻繁に起きます。初めてのことに直面した時には、目の前の状況を受け止めてどう行動したらいいか考える力が大事になりますが、日本の学生さんは積極的に問題解決をする力がまだまだ少ないように感じます。なかなか新しい場所で自分で考え行動するのは難しいと感じる方も多くいらっしゃいます。やるしかない状況になると、積極性は後からしっかりとついてきますから、まずはたくさんの日本の学生さんが新しい世界“海外”へ飛び出してほしいという思いで日々仕事をしています。
―― どのような経緯で現在の道に進んでこられたのですか?
異文化との触れ合いが好きで、海外に興味はありましたが、今の会社のように日常的に外国人とも関わりながら、英語を使って働くイメージはありませんでした。北海道の出身ですので、外地への憧れは小さい頃からあったと思います。
大学は英語系の学科に進み、初めての留学は大学2年生のときでした。その時に当社のサービスを利用して、ロサンゼルス校に6週間の短期留学を実現します。留学の事前準備で担当していただいたカウンセラーの方が素敵な方だったことはよく覚えています。
その後、当社卒業生の「EFアンバサダー」という活動で、アジアのEF卒業生のミーティングへの参加やフリートリップとしてマイアミへ2週間の留学を果たしました。帰国後、自分の留学経験を最大限に活かせる場であり、教育関係での就職を希望したことも重なって、最終的に自分がお世話になった今の会社で働くことになりました。
―― 公文式学習の思い出についてきかせてください。
公文式学習は小学1年生から4~5年生の頃まで通いました。自分が努力した分だけ先取りできる学習システムは私に合っていたと思います。「もっと進みたい!」という意欲につながりました。また、自分で目標を立てて取り組んでいく自学自習の精神は、現在のような外資系企業で立ち回る上ではとても大事な素養になっていると実感しています。