自分たちの目で見て、世界の現実を知る
その日の活動を振り返り、感想を共有します。 |
世の中にはニュースだけでは知ることのできない世界の現実がたくさんあります。実際に現地を訪れ、自分の目で見て、現実を学ぶこと。それがスタディーツアーの大きな目的の1つです。今回のツアーにはKUMONのEnglish Immersion Camp(※)に参加したことのある、小学生から高校生までの17名の子どもたちが参加しました。1週間のツアー中、タイの文化を学んだり、山岳民族の子どもたちと交流をして、日本の文化を伝えたり、UNESCOオフィスを訪問したり…と、普段の生活ではなかなか体験することできない貴重な経験をしました。
現地で子どもたちをサポートしてくれたのは、かつてEnglish Immersion Campに参加していたキャンプリーダーたち(日本に留学経験のあるタイ出身の社会人)。子どもたちは、英語を使ってキャンプリーダーとコミュニケーションをとったり、現地の方との交流のために、タイ語も教えてもらいながら、どのような発表をするか、自分たちで計画を立てて、ツアーに臨みました。 ツアー前半ではチェンマイの街を歩き、伝統あるお寺や博物館を訪れ、タイの文化を学びました。国民の90%以上が仏教徒であるタイのお寺は日本とは違う雰囲気があり、子どもたちにとって新鮮だったようです。モン族の村や小学校では、現地の子どもたちと交流し、新しい友だちを作りました。バンコクではUNESCOオフィスやタイ屈指の名門校チュラロンコン大学を訪れ、タイで働く日本人とも交流しました。世界で働く大人たちの姿に憧れをいだいた子どももいました。
子どもたちは仲間たちとともに、このようなスタディーツアーの経験を通して、未来の自分や世界に思いを馳せ、今の自分には何ができるのかを考えはじめました。
※小学生が世界各国の人と英語でコミュニケーションをとりながら生活を共にするキャンプ。
毎年夏にKUMONが実施。( English Immersion Camp公式サイト http://www.immersioncamp.com/ )
相手を知ることで見えてくる自分の姿
折り紙や抹茶など、日本の文化を紹介しました。 |
現地の方との交流では、日本の文化を伝える英語でのプレゼンテーションや現地の子どもたちへのインタビューにも挑戦しました。英語を使い、ときには身ぶりや手ぶりを交えながら、一生懸命にコミュニケーションをはかろうとする姿はとても頼もしいものでした。
「大切なのは思いを込めて心から伝えること」を合言葉に、コミュニケーションに果敢に挑戦した、子どもたちの感想をいくつか紹介します。
「モン族の子どもたちはお互いのことを思いやれる優しい人たちでした」
「日本の子どもたちは恥ずかしがり屋だけれど、タイの子どもたちは知らない人にも積極的に話しかけてきて驚きました」
「タイの子どもたちにどんなときが幸せかという質問をしたら、家族や友達と一緒に過ごすときと答えていました。同じ質問を日本の子どもたちにしたら、違う答えがかえってきそう。もっと家族や友だちと過ごす時間を大切にしたいと思いました。」
「自分たちよりも教育を受けるのが難しい環境にある子どもたちが、夢を実現するために一生懸命勉強している姿を見て、自分も見習おうと思いました」
相手を知ることで自分のことが見えてくる、そんな貴重な経験になったようです。
タイを知り、世界を知り、そして自分を改めて見つめなおした子どもたち。世界の一員であることを強く実感した子どもたちは、自分の夢や目標を胸に、大きく羽ばたいていくことでしょう。
子どもたちによる、スタディーツアーの詳細のレポートは下記よりご覧いただけます。合わせてご覧ください。
第3回海外スタディーツアー https://www.immersioncamp.com/home/studytour/3rdreport_j/
関連リンク English Immersion Camp 2016 | KUMON now! 第9回 Ambassadors of Peace Network」(APN)開催 | KUMON now! English Immersion Camp公式サイト