地球社会に貢献できる人財育成へ
今年で13年目を迎える同キャンプは、「これからの時代を生きる子どもたちに、英語でコミュニケーションできる力をつけてもらいたい。地球社会に貢献できる人財に育ってもらいたい」という思いのもと、2001年にスタートしました。全5コースが開催された今年は、英語を意欲的に学習する小学3年生から6年生、376名が全国から集まりました。
間違いを恐れずに挑戦しよう
6日間のキャンプで、子どもたちは、世界の共通語である英語に“どっぷり浸かる(immersion)”体験をします。世界の様々な国や地域から集まった学生キャンプリーダーやスタッフたちと、英語での共同生活に挑戦します。キャンプ初日には緊張した面持ちで参加した子どもたちも、プログラムが進むにつれ、元気いっぱいの笑顔を見せてくれるようになりました。また、キャンプリーダーや仲間たちの励ましを受け、どんどん積極的に英語で発言するようになってきました。キャンプ中、よく聞こえてくる言葉は「Mistake is OK!」。間違いを恐れずに英語で言ってみる、伝えたい思いが大切なのだということを子どもたちに体感してもらえるように、キャンプリーダーたちも様々な工夫を凝らしています。
世界各国から集まる仲間たちとの共同生活
運営を支えているのは世界各国のキャンプリーダーたち。彼らの出身国はアイスランド、インド、韓国、ジンバブエ、ルーマニアなど、25か国にものぼり、そのほとんどが英語を第2言語、第3言語として学んできた人たちです。彼らは、立命館アジア太平洋大学(APU)や関西の大学(関西学院大学、京都大学、神戸大学、立命館大学)に通う学生たちで、多くの応募者の中から選抜されてキャンプに参加しています。スリランカ出身のChanna(チャンナ)さんは、やりがいについて、「子どもの成長を見ることができるし、自分たちも子どもたちから学ぶことが多い。国際的な環境で働けるのはとても嬉しい」と語ってくれました。
English, we can do it!
キャンプ最終日の「卒業式」では一人ひとりが、参加者、保護者全員の前で、堂々と英語で夢を発表するというたくましい姿を見せてくれました。今回のキャンプに初めて参加した、ひなこさんは、「直接外国の人と生の英語で話せるのが楽しい。もっと英語を勉強して、将来は外国に行ってみたい」と話してくれました。また、2回目の参加となる、らきさんは、「キャンプに参加して、英語がとても楽しくなった。普段やっている勉強に加えて、歌を歌ったりするのも楽しい。これからも続けていきたい」といきいきと話していました。
イングリッシュ・イマ-ジョン・キャンプの責任者である菊田雅史は、「国や人種の違う様々な国の人たちが、英語でのコミュニケーションやキャンプ生活が楽しいものになるよう一生懸命サポートしてくれたという経験は、子どもたちにとって、地球社会に貢献できる人財となるための大切な土台の一つになると思う」と語っています。
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