<公文式日本語学習とは>
「日本語を学びたい」という気持ちに応えるために!
公文式日本語教材は、日本にお住いの外国人の「日本語を公文式で学びたい」という声をきっかけに約30年前に生まれました。近年は、増加傾向にある日本の高校・大学への留学生、企業で働く外国人社員に対する日本語教育の有効なツールとして、たくさんのお問い合わせをいただくようになり、2011年からは、通信や通学だけでなく、学校や企業での導入もスタートしました。
公文式日本語学習は、母語(英語・ポルトガル語・中国語)による対訳をガイドに、日常生活や仕事のさまざまな場面で役に立つ「日本語力(読む、聴く、語彙、文法)」を自学自習で身につけていく学習プログラムです。
目標達成に向けて、4か月間で1,000枚以上のプリントを学習したベトナム人従業員も
富士ゼロックス社様が公文式日本語学習を導入したのは2013年4月~7月の4か月間。対象は、ベトナムに新設される工場運営のキーマンとなるベトナム人従業員29名です。業務研修で来日したときは、日本語力に個人差があり、全員揃っての一斉学習形式での日本語研修は難しい状況でした。そこで注目したのが、個人別・能力別に、自分のペースで学習できる公文式日本語学習。学力診断テストによるスタート教材の決定後、プリント教材と音読CDによる個人別学習が始まりました。学習形態は研修中の日本語学習の時間や宿舎での自由時間などを使って、自分のペースで学習をする通信学習形式です。
学習開始当初は自学自習の学習方法にはなかなか慣れない様子だった従業員も、自分の力で先の教材へ進んでいけることに手応えを感じ、移動時間や宿舎での自由時間を利用して学習するなど、とても意欲的に学習に取り組むようになってきました。そして、着実に日本語力を高めていきました。中には、初級レベルの教材からスタートし、4か月間で合計1,000枚を超えるプリントを学習して、最終的には上級のレベルの教材にまで進んだ従業員もいました。指導を担当した日本人インストラクターは、慣れない日本での仕事と生活の中にあっても、1枚1枚ていねいに学習したプリント教材を見て、「日本語の読み書きや会話がうまくなりたい」という強い意気込みを感じたと言います。
日本語力アップで、仕事もコミュニケーションもスムーズに
4か月間学習した後のベトナム人従業員の変化について、富士ゼロックス社様のご担当者は次のように話してくださいました。
「日本語の語彙が格段に増えましたね。また、どんどん教材をこなすことで日本語のスキルが上がることを実感してくれたと思います。日本語力がついてきたことで、日本人社員とのやりとりでも、積極的に自分からコミュニケーションをとるような姿勢に変わってきました。ベトナム帰国後も現地の工場で、公文で身につけた日本語力を活かし、日本人駐在員との仕事にも自信を持って積極的に取り組んでいます」。
関連リンク 公文式日本語 企業・学校向け公文式日本語
「外国人が日本語を学ぶ」KUMONの日本語プログラム。Japanese(日本語) 英語・ポルトガル語・中国語の対訳版で多くの外国人が学んでいます。 |